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11歴史〜現代史
作業中)愛と暴力の戦後とその後<赤坂真理>
■愛と暴力の戦後とその後<赤坂真理>講談社現代新書 20141214 時代の変化の節目。終戦、空き地、80年、〓。 筆者の育った東京郊外。小川は暗渠に。火から電気、さらに原発へ。けんかからいじめへ。 危険はどんどん見えないものになっていった。同時に... -
能登・北陸
作業中)若狭 日本の風景を歩く<水上勉>
■若狭 日本の風景を歩く<水上勉> 20141216 若狭は原発のイメージが強すぎて、小浜以外は魅力を感じていなかった。小浜に魅力を感じるのは、若狭では珍しく原発がないことと無関係ではない。自然の景観の美しさは同じでも、原発ができると精神文化は大... -
06福祉・災害・住宅
居住福祉社会へ<早川和男>
■居住福祉社会へ<早川和男>岩波書店 20141124 筆者は 人間の暮らしを支える「居住福祉資源」を求めて全国を旅してきた。とりわけ災害被災地などでは、どんな居住福祉資源が必要なのか浮き彫りになるという。 団地の建て替えによる強制立ち退きや、老い... -
12小説・エッセー
わが六道の闇夜<水上勉>
■わが六道の闇夜<水上勉> 20141119 水上勉がみずからの青少年時代を振り返った自伝。 若狭の極貧の家に生まれた。電気代を払えず電柱を抜き取られ、昭和19年まで20年間、電気がなかった。風呂もない。便所は軒下のはだか桶だ。 10歳で京都の寺に出家さ... -
文化人類学・構造主義
柳田国男入門<鶴見太郎>
■柳田国男入門<鶴見太郎> 角川選書 20141123 民俗学は社会に役立つのか。 「実践の民俗学」「介護民俗学」という本では、その具体例が示されていた。でも、全体としての民俗学は苔むしたイメージに覆われている。それを転換する方法はあるのだろうか、... -
03ジャーナリズム
熱狂なきファシズム<想田和弘>
■熱狂なきファシズム<想田和弘> 河出書房新社 20141123 共感できる内容が多い。映画人でありながら、今の時代の流れを「熱狂なきファシズム」と危機感を抱き、憲法の意味について積極的に発言する。見習うべき態度だ。 さらに、彼の提唱する「観察映画... -
能登・北陸
縄文人の世界 日本人の原像を求めて<梅原猛編 三方町縄文博物館長>
■縄文人の世界 日本人の原像を求めて<梅原猛編 三方町縄文博物館長> 20141111 □梅原 ▽12 今まで狩猟採集をし、流浪していて、文化の低いと考えられていた縄文人が実は定着していて、しかもかなり高い精神文化をもっていたらしいということは明らかに... -
12小説・エッセー
雁の寺・越前竹人形<水上勉>
■雁の寺<水上勉> 新潮文庫 舞台は、水上勉自身と思われる小僧がつとめる京都の禅寺だ。好色な住職のもとに、芸子出身の美しい女性がすまうようになる。寺には、水上本人がモデルと思われる若狭出身の根暗な小僧がいる。 チビで姿形も奇異な小僧の不幸な... -
12小説・エッセー
ゼロの焦点<松本清張>
■ゼロの焦点<松本清張>20140815 久しぶりの再読。ヤセの断崖について書くために文庫本を買った。あらすじも忘れていた。 能登にいて読むと、土地の雰囲気がわかるからおもしろい。当時は鉄道が多かったが、ずいぶん廃線になってしまったこともわかる。羽... -
能登・北陸
魚津フォーラム米騒動を知る
■魚津フォーラム米騒動を知る <NPO法人米蔵の会> ▽米蔵の会理事長 慶野達三「米騒動は今日の国民一人一人の生活、基本的人権を求めた先駆けであり、歴史的に大きく評価されます」 ▽大成勝代 編集長 魚津の米騒動は社会に混乱をもたらしたという目に... -
能登・北陸
藤野厳九郎<土田誠> 魯迅と藤野厳九郎<芦原町教委>
■医師藤野厳九郎<土田誠> 20141004 著者87歳で書いた本。元新聞記者。小説風に記してあり、とても読みやすい。幼いころ藤野の診察を受けた。新たに20人に取材したという。 ・見渡すかぎり水田がつらなる越前平野に20数年ぶりに帰ってきた。 ・父も祖父... -
04民俗・食
古代から来た未来人 折口信夫 <中沢新一>
■古代から来た未来人 折口信夫 <中沢新一> ちくまプリマー新書 20140904 折口は神道などを論じた、超保守的、あるいは反動的な文学者というイメージだった。だが、そうではないという。折口は「古代人」の心を知ろうとした。古代の心を知ること... -
01思想・人権・人間論
「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ <平川克美>
■「消費」をやめる 銭湯経済のすすめ <平川克美> ミシマ社 20141004 昭和の大田区の町工場では、休みという概念それ自体がなかった」。働きづめだから消費者になりようがない。戦中派の人は生産者でしかなかった。 筆者の世代にはまだ、「お金を使う... -
能登・北陸
鶴のいた庭<堀田善衛>
■鶴のいた庭<堀田善衛> 20140718 富山県高岡市の伏木の取材に関連して読んだ短いエッセー。堀田善衛の本はずいぶん昔に読んだことがあったが、北陸の豪商の出身とは伏木を訪ねてはじめて知った。 堀田は伏木で最大の回船問屋「鶴屋」に生まれた。庭には... -
12小説・エッセー
孤高の人(上下) <新田次郎>
■孤高の人(上下) <新田次郎>新潮文庫 20140711 夢枕獏の「神々の山嶺」に読後感が似ている。有名な藤木九三も藤沢という名で登場する。石鎚山の自然保護に一生を投じた峰雲行男さんは藤木を山の師としていた。もしかしたらこの本の主人公の加藤文太郎... -
03ジャーナリズム
街場の五輪論<内田樹、小田嶋隆、平川克美>
■街場の五輪論<内田樹、小田嶋隆、平川克美>朝日新聞出版 いったん招致が決まると、五輪に異論を唱えるのが難しくなっている。一時期の大阪では、橋下に対して、地元の学者が反対できなくなった。 戦前を見ても、好戦的な世論が醸成されることそのものよ... -
能登・北陸
北前船の近代史 <中西聡>
■北前船の近代史 <中西聡> 成山堂書店 20140522 北前船が生まれた時代や経済の背景、北前船がもたらした経済の影響などを綿密に記してありとてもおもしろい本だった。 北前船というと江戸時代というイメージがあるが、江戸時代に藩と結びついて活躍し... -
能登・北陸
北前船おっかけ旅日記<鐙啓記>
■北前船おっかけ旅日記<鐙啓記>無明舎 20140513 三度にわたる長期取材はまず、100冊ほどの資料を集めて200カ所の寄港地を割り出した。そのうち164の港をめぐった。その取材日記をまとめた。 第2次取材では、取材予定先100カ所以上に資料の... -
能登・北陸
北陸線の全駅乗歩記<澤井泰>
■北陸線の全駅乗歩記<澤井泰>文芸社 201403 北陸企画のネタ探しのために買った。文章じたいがよいわけではないが、北陸線とその視線の駅をすべて降りているから、北陸のそれぞれの町の概略や名所、食べ物などを知るのにぴったりだった。鉄道が好きだか... -
12小説・エッセー
ポエムに万歳!<小田嶋隆>
■ポエムに万歳!<小田嶋隆>新潮社 20140330 「ポエム化」の薄気味悪さを描く。小田島にしか書けないエッセーだ。 「ポエム」は詩とは似て異なる。ふわふわと浮いていて、何を言っているか分からないけど、なんとなく雰囲気だけをのせていて、けつの穴が... -
06福祉・災害・住宅
作業中)生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある<岡檀>
■生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある<岡檀>講談社 20131224 町おこしをがんばっている地域は生き生きとした人も多い。そういうところは自殺者が少ないのではないか、と思ったら、実は久万町は自殺率がとても高いといい、実際知り合いも... -
03ジャーナリズム
作業中)時代を視る眼 本田靖春作品集
■時代を視る眼 本田靖春作品集 20140121 (1993年出版) ▽83 1988年、市ヶ谷の「反戦自衛官」たちの中心的存在であった第4中隊の佐藤備三二陸曹は、北方への転任の内示を不満として…多くの陸曹が佐藤氏の支持にまわった(反戦自衛官がいた時代)。... -
11歴史〜現代史
作業中)戦う石橋湛山昭和史に異彩を放つ屈服なき言論<半藤一利>
■戦う石橋湛山昭和史に異彩を放つ屈服なき言論<半藤一利> 20140208 軍部が力をつけ、大新聞がナショナリズムをあおり、さらには太平洋戦争開戦とともに雑誌も屈服するなか、最後まで粘り腰で自由主義的立場を維持した。 言論の自由とは、命をかけなけれ... -
01思想・人権・人間論
悲しみに寄り添う 死別と悲哀の心理学<ケルスティン・ラマー著、浅見洋、吉田新訳>
■悲しみに寄り添う 死別と悲哀の心理学<ケルスティン・ラマー著、浅見洋、吉田新訳>新教出版社 201401 ▽4 福島の状況……今日の西洋の悲哀研究の立場から考えると、喪失を克服するのを困難にする多くの危険因子が見いだされます。「悲惨な死亡状... -
03ジャーナリズム
作業中)サンパウロからアマゾンへ<本田靖春>
■サンパウロからアマゾンへ<本田靖春> 20140107 昭和51年の本 ▽ひょうひょうとした文体。 ▽58 強精秘薬マラタツウ、これは勝手につけた名前。本当は、 …催淫剤 ▽65 アマゾンの木材は水に浮かず、沈んでしまう。原木を伐りだしてもイカダに組んで流... -
01思想・人権・人間論
裁判官の品格 <池添徳明>
■裁判官の品格 <池添徳明>現代人文社 20131218 無罪判決を出すと左遷される。青法協(青年法律家協会)に入っていると弾圧される。……といった話はよく聞くが、1人ひとりの裁判官の「人となり」まで考えることはまずない。 この本は、それぞれの裁判官... -
11歴史〜現代史
近代の呪い<渡辺京二>
■平凡社新書 20131212 「近代」は政治的にはフランス革命以後、経済的には産業革命以後、資本主義成立以後とされたが、資本主義の成立は16世紀だという論が主流になってきた。プランテーション農業が奴隷制と結びつくことで、環大西洋経済が成立する。... -
08海外(中南米以外)
Myanmar(Burma) Peoples in the Winds of Change 1993-2012
■Myanmar(Burma) Peoples in the Winds of Change 1993-2012 <Yuzo Uda> 20130620 半世紀に及ぶ内戦がつづいたビルマに20年間にわたって通いつづけた筆者が、ビルマの出版社からだした写真集。 「軍事政権の支配する過酷な国」を撮しているはず... -
04民俗・食
作業中)逝きし世の面影 <渡辺京二>
■逝きし世の面影 <渡辺京二> 葦書房 20131129 江戸は現代の日本とはまったく異なる文明だった。そしてそれは永遠に失われてしまった。そのことを外国人の描いた記録から浮き彫りにしていく。 人々はニコニコとしていて、親切で、女性はとくにやさしい... -
20映画・美術館など
映画「清洲会議」
本能寺の変で信長が死に、明智光秀を倒したあと、織田家の重臣が清洲城でつどう。そこで、信長の子である信雄と信孝のどちらを跡目に選ぶかを議論するかと思いきや、秀吉が推したわずか3歳の三法師が跡目をつぐことになる。それによって秀吉がトップに躍...