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08海外(中南米以外)
WikiLeaks ウィキリークス アサンジの戦争<「ガーディアン」特命取材チーム>
■WikiLeaks ウィキリークス アサンジの戦争<「ガーディアン」特命取材チーム デヴィッド・リー&ルーク・ハーディング著> 講談社 20110910 アサンジのイメージといえば、情報の公開の英雄でありながら狂信的であり、犯罪すれすれを歩き、とうと... -
文化人類学・構造主義
レヴィ=ストロース講義<C.レヴィ=ストロース、川田順造、渡辺公三訳>
■レヴィ=ストロース講義<C.レヴィ=ストロース、川田順造、渡辺公三訳>平凡社ライブラリー 20110901 ルネサンス時代の人々が古代ギリシャ・ローマ世界を再発見し、イエズス会の人々がラテン語を教育の基礎に置き、本居宣長が中国と比べることで日... -
12小説・エッセー
百年の孤独
■百年の孤独<G・ガルシア=マルケス、鼓直訳> 新潮社 20110829 マコンドという密林のムラが市に発展し、蜃気楼のように記憶からも消えてしまうまでの100年間を、ムラを拓いたブエンディア一族を通してたどる物語。 マコンドは、ホセ・アルカデ... -
01思想・人権・人間論
(作業中)トクビル 現代へのまなざし<富永茂樹>
■トクビル 現代へのまなざし<富永茂樹> 岩波新書 20110827 デモクラシーの反対はアリストクラシー ▽17 フランス革命が帝政へとつながり、デモクラシーから専制が生まれる−−プロセスの考察をトクヴィルは目指した。 そのため、革命によって破壊さ... -
01思想・人権・人間論
先生とわたし<四方田犬彦>
■先生とわたし<四方田犬彦> 新潮文庫 20110811 英文学者・由良君美の弟子である四方田が師との悲劇をつづる。 冒頭の由良が亡くなる場面、もう何年も顔を合わせていなかった、という導入がサスペンスの謎かけのようで引き込まれる。 パイプをくゆ... -
12小説・エッセー
生きて語り伝える<G・ガルシア=マルケス>
■生きて語り伝える新潮社<G.ガルシア=マルケス> 20110810 子ども時代から、実質上の亡命によって祖国での青春時代が終わるまでをつづっている。 作家をめざしながら、貧しい生活を送る20歳代前半の著者が、母とともに「家」を売るために故郷を訪... -
01思想・人権・人間論
希望のつくり方<玄田有史>
■希望のつくり方<玄田有史>岩波新書 20110719 「がんばろう日本」というスローガンに違和感を覚える。被災して必死になっている人たちに「がんばれ」なんて言えるのだろうか。 そう考えていたら、冒頭から「がんばる」を取り上げていた。「やり続け... -
能登・北陸
地域再生をめざして 能登に生きる人々 <武田公子 いしかわ自治体問題研究所編>
■地域再生をめざして 能登に生きる人々 <武田公子 いしかわ自治体問題研究所編> 自治体研究社 20110518 金蔵は、もともとあった「価値あるもの」を再評価し、新たな価値を付け加え、外に向けて発信しつつ地域を奮い立たせた。その基盤には、... -
能登・北陸
海女の島 舳倉島
■海女の島 舳倉島 <F・マライーニ著 牧野文子訳> 未来社 201107 1964年出版。海女は昭和30年代後半までふんどし姿で海にもぐっていた。そんな写真が次々に出てくる。 高度経済成長以前の日本人は裸に寛容だった。ステテコと腹巻き1... -
能登・北陸
石川の女性史 戦後編<石川県各種女性団体連絡協議会編>
■石川の女性史 戦後編<石川県各種女性団体連絡協議会編=h12>20110707 石川県の戦後の女性の歴史をつづっている。 周回遅れのトップランナーとして能登の価値が見直されつつあるが、「女」の視点から見ると、過酷な状況だった。「能登はやさしや土ま... -
09中南米
ラテンアメリカ十大小説<木村栄一>
■ラテンアメリカ十大小説<木村栄一>岩波新書20110704 現実と幻想を行き来する不思議な世界をつくる中南米文学の歩みをわかりやすく解説している。 19世紀末、ニカラグアのルベン・ダリオを中心にしてmodernismo(近代派)と呼ばれる運動が起き... -
03ジャーナリズム
複眼で見よ<本田靖春>
■複眼で見よ<本田靖春>河出書房新社 20110627 単行本になっていなかった原稿を集めた遺稿集。 けんかっ早くて、競馬が大好き。会社をやめて経済的に困窮しながら、「まだまだ捨て切れていない自分」を卑下し、かと思えば「女房がいなくなったら... -
09中南米
「没落先進国」キューバを日本が手本にしたいわけ
■「没落先進国」キューバを日本が手本にしたいわけ <吉田太郎> 築地書館 20110629 キューバは1970年代にソ連への依存が高まり、がちがちの中央集権国家になってしまった。援助によって豊かさが保障されていたが、ソ連崩壊で一気に矛盾が噴... -
能登・北陸
町野今昔物語 <藤平朝雄>
■町野今昔物語 <藤平朝雄> あえの郷しんこう会 20110615 旧町野村の郷土史や民話、伝説などをわかりやすくまとめ、地域を知らない人でも楽しめる。お坊さんが崖の道を13年もかけて切り開く話などを読むと、その道をたどってみたくなる。塩づ... -
能登・北陸
奥能登の民家 民俗地理学的視点 <浜太一>
■奥能登の民家 民俗地理学的視点 <浜太一> 文芸社ビジュアルアート 20110610 ある地域の民家の特徴はどのようにつくりだされたのか。気候や地形といった地理的側面だけでは、川1本隔てて家のつくりが異なることの説明がつかない。歴史や民俗、... -
04民俗・食
村の若者たち <宮本常一>
■村の若者たち <宮本常一> 家の光協会 20110613 農漁村の若者の明治以来の生活史をたどる。 農村人口を吸収する産業が発展するまでは次男三男の「処分」が大きな課題であった。貧しい山村では、戦前は子どもを売るのが当たり前であり、酌婦や女郎... -
能登・北陸
なぜ、日本はジャパンと呼ばれたか <中室勝郎>
■なぜ、日本はジャパンと呼ばれたか <中室勝郎> 六耀社 縄文時代、土器をつかうようになることで食物を貯蔵し、木の実などに火を通すことができるようになる。飢えのない平等の文化だった。縄文人は、恵みをもたらす自然と自分の間に境界線を設け... -
能登・北陸
漆の里・輪島 <中室勝郎>
■漆の里・輪島 <中室勝郎> 平凡社 20110527 浄土真宗と、田の神などの在来の神々と、それらにかかわる祭りや神事が今も息づく能登の風土を、塗師屋である著者が紹介する。キリコ祭りをはじめとする祭礼が年中催される能登は日本のバリなのだ。 ... -
01思想・人権・人間論
魯迅 東アジアを生きる文学 <藤井省三>
■魯迅 東アジアを生きる文学 <藤井省三> 岩波新書 20110611 竹内好が描いた苦悶しつづける魯迅ではない、人間的な魯迅の姿が紹介されているのがおもしろい。許広平と不倫して金に困ると往復書簡を出版する、といったエピソードなど、自分をもネ... -
能登・北陸
漆の文化史<四柳嘉章>
■漆の文化史<四柳嘉章>岩波新書 20110526 漆器の起源は縄文時代までさかのぼること、安価な製品がつくられることで椀を手にもって食事するという日本人の食習慣をも形成したことなど、興味深い事実が紹介されている。 遺跡から出土した漆器を科学... -
能登・北陸
珠洲原発・阻止へのあゆみ <北野進>
■珠洲原発・阻止へのあゆみ <北野進> 七つ森書館 20110517 奥能登に突如原発計画がふってわき、電力会社と行政が事前調査を強行しようとする。労組などの革新勢力が反対の声をあげ、地元住民が共有地運動をはじめ、漁民が立ち上がり、それをネ... -
04民俗・食
民話に魅せられて ある田舎教師の歩み <酒井菫美>
■民話に魅せられて ある田舎教師の歩み <酒井菫美> 立花書院 20110323 わらべ歌や民話などの口承文芸の研究を続けた元教師が半生をまとめた本。 筆者は島根大卒業後に中学校に就職し、地域の素材を授業に生かすため、わらべ歌や昔話の収集を... -
13ノウハウ・軽い本
暴走育児<石川結貴>
■暴走育児<石川結貴> ちくま新書 201104 今の子どもと親の驚きの事例の数々。 なにかが壊れている。 核家族化からさらに進み、ネットワークない孤立した親子となり……。 他者がいない子育て環境、自然が周囲にない環境……が子どもと親を徹底... -
02憲法・有事・ナショナリズム
「村山談話」とは何か <村山富市、佐高信>
■「村山談話」とは何か <村山富市、佐高信> 角川oneテーマ 201009 震災のころ、村山政権は情けないなあ、と感じた記憶がある。それでもその後の政権と比べると、戦後問題にしても水俣病問題にしても、不十分で不満はあるとはいえ、一定の仕事を... -
04民俗・食
一期は夢よ <黒澤脩>
■一期は夢よ <黒澤脩> 201012 静岡市役所に勤め、徳川家康や今川義元、民俗文化などを研究してきた著者の半生の記録。 榛原町の村の寺で住職の息子として育った。子どもころの遊びの話が克明に記される。 権威をふりかざす先生に傷つく。貧し... -
05環境・農業
環境リスク学 不安の海の羅針盤 <中西準子>
■環境リスク学 不安の海の羅針盤 <中西準子>日本評論社 20110425 下水道で工場排水を処理するのが当たり前といわれていた時代に、浄化効果がないことを実証してやめさせた。大規模な流域下水道が効率的とされていた時代に、配管が長くなるから... -
02憲法・有事・ナショナリズム
天皇陛下萬歳 爆弾三勇士序説 <上野英信>
■天皇陛下萬歳 爆弾三勇士序説 <上野英信> ちくま文庫 20110418 「爆弾三勇士」という名前は聞いたことがあるが、私の世代にとっては、ちょっと読みにくかった。「三勇士」騒ぎを実感としてわかる世代の人ならば体で理解し、彼らのたどった悲... -
03ジャーナリズム
マスコミかジャーナリズムか <本多勝一>
■マスコミかジャーナリズムか <本多勝一> 朝日文庫 20110326 2月の福祉社会学の研究会で刑務所に勤める若者が「理論に飢えてるんです」と言った。タテマエとしての理論は、実はメディアの世界でこそ大事なのではないか、と、その時に思った。... -
06福祉・災害・住宅
中村好文 普通の住宅、普通の別荘 <中村好文>
■中村好文 普通の住宅、普通の別荘 <中村好文> TOTO出版 20110327 建築家というと、とんがった作品のイメージがあるけど、この人がつくる家は「当たり前」なものが多い。実際に住むならこんな家かな、という家だ。豪華絢爛な屋敷ではなく... -
09中南米
天国と地獄地球8万キロ自転車の旅 <森逸広>
■天国と地獄地球8万キロ自転車の旅 <森逸広> 20110304 中米で知りあった森さんが本を出していたとは知らなかった。3年間にわたる世界1週の旅の記録だ。 中国にわたり、チベットからネパールに抜ける旅路は、僕もほぼ同じ時期にバスとヒッチ...