■「村山談話」とは何か <村山富市、佐高信> 角川oneテーマ 201009
震災のころ、村山政権は情けないなあ、と感じた記憶がある。それでもその後の政権と比べると、戦後問題にしても水俣病問題にしても、不十分で不満はあるとはいえ、一定の仕事をこなしていた。何より極端にぶれずにハト派の線を守っていた。
社会党が政権に入っていたから、というより、村山にしても後藤田にしても野中にしても、戦争体験者だったということが大きいのだろう。思想的なちがいはあっても、大衆的なもの、政治的に中庸であることを大事にするという基盤の部分は共通なのだろう。
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▽ 「村山談話」は、後藤田や野中ら戦争を実際に体験した人々が戦後50年の区切りを打った。
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▽119 労働組合 闘争。 ▽122
▽138 私が選挙で強かったのは大衆と歩み、大衆の心を肌で感じようと努めてきたからかも。
▽140 ▽149 ▽184 漁村民主化運動 民主的な漁協に買えていこうと、呼びかけてまわり、社会党に。
▽192 水俣病 救済の遅れに対して「心から遺憾の意を表したい」と会見したら、環境庁の事務次官が「あれは政府の見解ではない。個人の見解だ」。それくらい抵抗が強かった。--それは官僚の自分たちが政府だといっているのと同じですよね。首相は政府じゃないと。
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