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05環境・農業
TPP反対の大義 <農文協編>
■TPP反対の大義 <農文協編> 農文協ブックレット 20110226 さまざまな視点からTPP反対論を展開する。農協の反対運動はタテマエ臭さが抜けないが、哲学や経済学など、深みのある論もあって勉強になる。 宇沢弘文は、「社会的共通資本」で... -
05環境・農業
1時間でよくわかる TPPを考える <石田信隆>
■1時間でよくわかる TPPを考える <石田信隆> 家の光協会 20110226 WTOやFTAと比べても、TPPは無条件の関税撤廃をかかげ、関税以外の投資なども自由化しなければならない。「徹底した自由化」である。FTAやらEPA、WTOの... -
04民俗・食
季刊東北学 第4号 宮本常一、映像と民俗のはざまに
■季刊東北学 第4号 宮本常一、映像と民俗のはざまに 201002 □座談会宮本常一が遺したもの ▽7 関野「石毛さんに相談したら石毛さんは、その土地の人が何を作り何を食べているかというのはいい、自分の食べたものを漏らさず記録したら、と言われた」 ▽10... -
09中南米
200万都市が有機野菜で自給できるわけ 都市農業大国キューバ・リポート <吉田太郎>
■200万都市が有機野菜で自給できるわけ 都市農業大国キューバ・リポート <吉田太郎> 築地書館 〓〓〓 日本では都市農地は年々減っているが、世界では都市農業の位置づけは正反対だ。 90年代、キューバはソ連崩壊によって未曾有の経済崩壊と... -
06福祉・災害・住宅
稲葉峯雄の遺したもの<稲葉峯雄>
■稲葉峯雄の遺したもの<稲葉峯雄>創風社出版 20110203 何度も顔を突き合わせ、似た話は何度も聞いていたはずなのに、改めて筆者の選び取る言葉の重みに圧倒される。なぜこれだけの言葉を紡ぎ出すことができるのか。 本を読んで重みのある言葉に... -
文化人類学・構造主義
分類の発想 <中尾佐助>
■分類の発想 <中尾佐助> 朝日選書 201101 植物は、特定の品種としか受粉しない、ということは受粉できる相手とできない相手を「分類」している--。自然界の動植物の「分類」から説き起こす。きっちり分類する(受粉は同じ種だけの)植物もあれ... -
09中南米
女性兵士 <加藤健二郎>
■女性兵士 <加藤健二郎> 講談社文庫 20110105 1日に3%の死傷者が戦意喪失ラインだとか、なるほど。軍事の「常識」が、戦争の現場では意外なところで役立つのだ。 日本の自衛隊基地にいる米軍組織を取材し、イボンヌという女性情報将校につ... -
09中南米
500年後のコロンブス <エドウィー・プレネル、飛幡祐規訳>
■500年後のコロンブス <エドウィー・プレネル、飛幡祐規訳> 晶文社 2011/01/19 コロンブスの米大陸「発見」500年にあたる1992年に、ルモンド記者がコロンブスの4回にわたる航海の軌跡をたどったルポ。 イタリアに生まれ、ユダヤ人... -
文化人類学・構造主義
知的生産の技術<梅棹忠夫>
■知的生産の技術 <梅棹忠夫> 岩波新書 20110102 25年ぶりの再読。以前ラインを引いたところとまったくちがうところに心を動かされる。それだけ成長したのかな。それとも感性の退化か。 25年前の書きこみのなかんは、はずかしくなるような内... -
04民俗・食
手仕事の日本 <柳宗悦>
■手仕事の日本<柳宗悦>岩波文庫 20101231 戦時下の日本を歩いて「手仕事」を取材し、戦争末期である昭和18年に原稿を完成させた。だが検閲で、「日本は朝鮮のような半島ではなく島国である」という記述は「朝鮮のような」を抹殺され、岐阜提灯... -
09中南米
風の歌 <アタウアルパ・ユパンキ ソンコ・マージュ訳>
■風の歌 <アタウアルパ・ユパンキ ソンコ・マージュ訳> 現代ギター社 20101230 ユパンキは、牧童(ガウチョ)の駆けるパンパ(草原)の村に生まれる。風のように自由にパンパを駆けるガウチョの気質をこよなく愛した。 印刷工を経て21歳で... -
03ジャーナリズム
私のなかの朝鮮人 <本田靖春>
■私のなかの朝鮮人<本田靖春> 文春文庫 20101127 朝鮮半島で生まれ、終戦で帰国した。肉体労働は朝鮮人がするのが当たり前だったから、山口県に上陸したとき日本人が車夫や人足をしているのを見て衝撃を受けたという。 そんな筆者にとって、在... -
文化人類学・構造主義
梅棹忠夫語る<聞き手=小山修三>
■梅棹忠夫語る<聞き手=小山修三>日経プレミアシリーズ 20101114 自分で見たもの以外は信用しない。ひょうひょうとした語り口。 ▽24 ドイツ系アメリカ人が「日本はヨーロッパと同じです」と言い、びっくりした。インドが東洋なら日本は東洋じ... -
文化人類学・構造主義
梅棹忠夫に挑む<石毛直道 小山修三編>
■梅棹忠夫に挑む<石毛直道 小山修三編> 中央公論社 20101120 ▽11 文明の生態史観 西欧と日本(第一地域)は、遷移(サクセション)が順序よく進行した地域で、歴史は主として共同体内部からの力による展開。オートジェニック(自成的)なサク... -
11歴史〜現代史
親米と反米 戦後日本の政治的無意識<吉見俊哉>
■親米と反米 戦後日本の政治的無意識<吉見俊哉> 岩波新書 20101119 ▽17 ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」は、戦時期までの天皇制と占領期の米軍支配の連続性を浮かび上がらせた。天皇の戦争責任回避が日米合作で、占領軍と日本の支配層の... -
11歴史〜現代史
ポスト戦後社会 <吉見俊哉>
■ポスト戦後社会 <吉見俊哉> 岩波新書 20101103 「戦後」と「ポスト戦後」への転換は、社会主義やアメリカ流の物質的豊かさといった「理想」「夢」の時代から、「虚構」の時代への転換に対応している。前者の象徴が東京タワーであり永山則夫の... -
03ジャーナリズム
私たちのオモニ <本田靖春>
■私たちのオモニ <本田靖春> 新潮社 1992年以来の再読。 朝鮮半島生まれの日本人である著者は「日系朝鮮人」と自称し、「私のなかの朝鮮人」を書いた。そのときに助言をもとめた金宙泰さん一家を描く。 金さんはまじめ一徹で、儒教の道... -
03ジャーナリズム
新聞記者の詩 <本田靖春>
■新聞記者の詩<本田靖春>潮文庫 20100930 大新聞はマンモスだ。大きくなりすぎてあちこちに配慮する結果、無難な記事しかなくなり、読者からどんどん離れる。マンモスが滅亡したように、大新聞は滅亡するしかないのではないか、と著者は考える。... -
文化人類学・構造主義
評伝今西錦司 <本田靖春>
■評伝今西錦司 <本田靖春> 講談社文庫 20101003 今西の最晩年に京都で同じ空気を吸っていた。講演会の立て看も見たことがあるような気がする。懐かしい空気のその源流を解き明かされたようだ。本田氏が病気だったこともあり、「不当逮捕」や「... -
03ジャーナリズム
本田靖春 戦後を追い続けたジャーナリスト
■本田靖春 戦後を追い続けたジャーナリスト 河出書房 20100924 佐野眞一や魚住昭、五木寛之、黒田清らのジャーナリストや作家らが本田氏を振り返る。また、生前の対談や遺稿などをまとめている。 ノンフィクションライターという分野をつくった先駆... -
10経済
地域再生の罠<久繁哲之介>
■地域再生の罠<久繁哲之介>ちくま新書 20100928 専門家が賞賛する地域再生策のほとんどは成功しておらず衰退している。都市計画や建築、都市工学などの「土建工学者」が推奨する、本当は成功していない「成功事例」を視察して模倣するからほぼ確... -
06福祉・災害・住宅
だいじょうぶ ありがとう 家族によるグループホーム写真展 <社会福祉法人ともの家>
■だいじょうぶ ありがとう 家族によるグループホーム写真展 <社会福祉法人ともの家> 20100912 20代の女性がじっと写真を見て涙ぐんでいる。 勤務上の悩みを語り合いたいという施設の職員。 家族の会があることのすごさ。 会場に来た人... -
09中南米
エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアを知るための45章 <田中高編著>
■エルサルバドル、ホンジュラス、ニカラグアを知るための45章 <田中高編著> 明石書店 20100912 3カ国の歴史や現状を知るのにぴったり。政治・経済から文化まで簡潔にまとめられている。 ================== ▽19 エルサルバドルは自然林がほ... -
08海外(中南米以外)
人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束 <中村哲、澤地久枝>
■人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束 <中村哲、澤地久枝> 岩波書店 20100909 医師としてアフガン国境に出かけ、医療だけでは人を救うことにならないと気づいて井戸を掘り、用水路を建設する。水路ができると、砂漠が緑の... -
文化人類学・構造主義
街場のメディア論 <内田樹>
■街場のメディア論 <内田樹> 光文社新書 20100907 メディアはなぜ危機なのか。ネットや電子端末といった「外」の要因ではなく、メディア内部にこそが原因があるという。 メディアは「世論」を語るものという信憑と、メディアはビジネスだとい... -
01思想・人権・人間論
大いなる人生 <高田宏>
■大いなる人生 <高田宏> 芸術新聞社 20100903 15人の伝記・自伝を通して「大いなる人生」を論じる。 伊能忠敬は49歳まで実業家としてすごし、いわば引退後に歴史に残る業績を残した。それを知るだけでもオヤジは勇気づけられる。ただ、そ... -
10経済
消費税のカラクリ <斎藤貴男>
■消費税のカラクリ <斎藤貴男> 講談社現代新書 20100830 消費税は逆進性があるけど、消費に対する一律課税だから手間がかからない安定財源である。益税などの業者が得するしくみは直さなければならないが、こうした財政状況では引き上げは仕方... -
12小説・エッセー
嬉しうて、そして…<城山三郎>未
■嬉しうて、そして……<城山三郎>文春文庫 201008 城山三郎の最晩年の随筆や「私の履歴書」などをおさめる。 =================================== ▽23 学生の言い分に耳を傾ける教師が居なかったわけではないが、ほとんどの教師たちは教え子に... -
08海外(中南米以外)
閉ざされた国ビルマ〈宇田有三〉
■閉ざされた国ビルマ〈宇田有三〉 高文研 201007 内戦がつづくビルマに17年間通いつづける。 熱帯の森のなかで軍政に抵抗するカレン民族に寄り添うが、年々弱体化する。本拠地も陥落する。ある意味封建的な組織を改革しようとせず、カレン民族の大... -
08海外(中南米以外)
流学日記<岩本悠>
■流学日記<岩本悠> 幻冬舎文庫 201008 このまま流されて安穏と生きるだけでいいのか。20歳の筆者は焦る。飛び出すしかない。それが旅だ。ボランティアをしながら世界20カ国を巡る。ただの貧乏旅行では地元の生活と関係なくふわふわと浮遊し...