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06福祉・災害・住宅
団地の空間政治学 <原武史>
■団地の空間政治学 <原武史>NHK出版 20130307 入居したときピカピカで子ども心に興奮した団地は、40年を経て、小枝のような木は大木に育ち、緑あふれる環境になった。「緑が豊かでホッとする」「日当たりがよくていい」。すっかり高齢化したが、独... -
11歴史〜現代史
EMBRACING DEFEAT JOHN W. DOWER
■EMBRACING DEFEAT JOHN W. DOWER 20130222 「敗北を抱きしめて」 日本人はどのように敗戦を受け止め、なぜ戦後の大転換が起きたのか。GHQは占領政治をどう展開し、それを日本人はどう受け止めたのか。 そうした大転換をもたらした、戦前と戦後で変... -
05環境・農業
放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言<矢部史郎>
■放射能を食えというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言<矢部史郎>新評論 20121229(速読) 「3.12」をきっかけに、市民が自らの思いを街頭で表現するようになり、さらに、自分たちで放射能を計測する動きが生まれた。 政府や原発容認派... -
能登・北陸
能登・間垣の里 文化的景観保存調査報告書
■能登・間垣の里 文化的景観保存調査報告書 <輪島市教委201203>20121218 ▽8 西保地区は、上山、西二又、上大沢、大沢、赤崎、下山、小池の7字からなり、1889から1954まで西保村だった。役場は大沢。 1954年に輪島町・大屋村・河原田村... -
13ノウハウ・軽い本
読書の技法<佐藤優>
■読書の技法<佐藤優>東洋経済 20121216 筆者の読書の技術を開陳している。 毎月300-500冊に目を通す。そのうち熟読は洋書を含め4,5冊で、1冊5分程度の「超速読」が240~250冊、30分~2、3時間の「普通の速読」が50~60冊... -
04民俗・食
アースダイバー<中沢新一>
■アースダイバー<中沢新一>講談社20121220 東京は死者の王国である。 江戸の中心は江戸城ではなく富士山だった。遠くから注がれる「死」の視線を意識しながら人々は暮らした。 ヨーロッパの都市の中心には教会があるが、東京は中心がぽっかりとあいてい... -
07地方自治・行政
暴走する地方自治<田村秀>
■暴走する地方自治<田村秀>ちくま新書20121215 熊本の細川、三重県の北川、鳥取の片山から橋下・石原にいたるまでの「改革派」の知事が、実は話題先行で混乱しかもたらさなかったのではないか、というスタンスの本。説得力のある部分もあるが、筆者の立... -
13ノウハウ・軽い本
独立国家のつくりかた<坂口恭平>
■独立国家のつくりかた<坂口恭平>講談社現代新書 20121028 東京のホームレスの小屋を調べて本にした学生がいる、というのはずいぶん前に聞いたことがあった。その学生だった人がこの本の筆者だ。 つきあっていたホームレスは、捨てられた余剰物を転用す... -
06福祉・災害・住宅
創造的福祉社会<広井良典>
■創造的福祉社会 「成長」後の社会構想と人間・地域・価値<広井良典>ちくま新書20121103 社会のセーフティーネットのあり方は、エリザベス救貧法などの生活保護から、ビスマルクの社会保険、ケインズの雇用創出というように、事後的・救済的から事前的... -
07地方自治・行政
町づくろいの思想 <森まゆみ>
■町づくろいの思想<森まゆみ>みすず書房 201209 東京の下町はきらいじゃないけど、東京じたいが素晴らしい町だと思ったことはない。でもこの本を見ると、もしかしたらおもしろい街なのかもしれないし、新しい共同体の可能性を秘めているのではないか、... -
20映画・美術館など
日本フォーク私的大全 <なぎら健壱>
■日本フォーク私的大全 <なぎら健壱> ちくま文庫 20120929 1960年代の大学生のキャンパスフォークから70年代のアングラフォーク、吉田拓郎や井上陽水らのニューミュージックに至る日本のフォークソングの流れを、自らその渦中にいた筆者がつづ... -
12小説・エッセー
小田嶋隆のコラム道
■小田嶋隆のコラム道<小田嶋隆>20120923 コラムの書き方を伝授するノウハウ本の体裁をとりながら、それじたいがコラムになっている。独特の視点がおもしろい。中身になにが書いてあったのかは覚えていないのだけど、おもしろかったという後味が残る。 奇... -
11歴史〜現代史
「日本」をめぐって 網野善彦対談集
■「日本」をめぐって 網野善彦対談集 洋泉社 20120916 「百姓」とは必ずしも農民ではない。日本が農業国家だったというのは嘘で、田畑で生業を立てていたのは3、4割にすぎず、人々は比較的に自由に移動して暮らしていた。……という網野の視点から歴史... -
01思想・人権・人間論
日本文明77の鍵 梅棹忠夫編著
■日本文明77の鍵 梅棹忠夫編著 文春新書 20120901 鴨ケ浦で 外国人向けに日本を紹介する英文パンフが好評だったため、邦訳して日本人向けに書き換えた。 外国人が日本のどこを不思議に思うのか、欧米や中国とくらべて日本のどこが特殊なのか、そ... -
12小説・エッセー
風の影LA SOMBRA DEL VIENTO カルロス・ルイス・サフォン
■風の影(LA SOMBRA DEL VIENTO)カルロス・ルイス・サフォン 集英社文庫 20120826 最初はスペイン語で読んだ。わからない単語だらけだったが、1日20-30ページずつ辞書も使わず500ページを読み終えた。ストーリー構成がしっかりしているから... -
Uncategorized
作業中)やっぱりおもろい関西農業 高橋信正編著
■やっぱりおもろい関西農業 高橋信正編著 昭和堂 20120707 都市型農業、狭い、近江商人の三方よし、など、関西の農業の特徴をふまえた取り組みを紹介。農業、流通、商売。それぞれの事例がおもしろい。 ============== ▽25 近江商人に商人道を教えたの... -
05環境・農業
3・12の思想 矢部史郎
■3・12の思想 矢部史郎 以文社 20120706 震災発生の3・11と区別し、「東京電力放射能公害事件」の起きた「3.12」に焦点をあてる。 放射性物質は、関東の土壌でも少なくても100ベクレル/キロ検出された。原発労働者が白血病で... -
01思想・人権・人間論
「羊の歌」余聞 加藤周一
■「羊の歌」余聞 加藤周一 鷲巣力編 ちくま文庫 20120717 47歳から48歳にかけて、40歳までの半生を顧みてつづられた自伝的な著書「羊の歌」のその後と、「羊」に描かれなかったエピソードを書いた文章をまとめている。 以下、読みながら感じ... -
04民俗・食
民俗のふるさと 宮本常一
■民俗のふるさと 宮本常一 河出文庫 20120618 昭和30年代の作品。そのころまでは江戸時代から継続するものが多かった。それが高度成長によって急速に消えてしまったことが、この本の記述と今と比較するとよくわかる。 農業人口は明治初年も昭和3... -
12小説・エッセー
虹の彼方に 池澤夏樹
■虹の彼方に 池澤夏樹 講談社文庫 20120629 鶴見俊輔の対談で、「外の目」「旅人の目」の視点からつづった本だとと書いてあって興味をもった。 中央の官僚は、日本全体を分割して統治しようと発想する。だが「民」にとってはすべては自分が住む「こ... -
01思想・人権・人間論
蓮如−聖俗具有の人間像
■蓮如−聖俗具有の人間像 五木寛之 岩波新書 201205 1953年に内灘闘争の現場で「加賀地方には一向一揆100年の伝統があるからね」と筆者は言われた。石川県では一向一揆や「蓮如さん」の記憶が今も生きているのだ。 蓮如は浄土真宗の中興の祖... -
05環境・農業
内部被曝 矢ヶ崎克馬 守田敏也
■内部被曝 矢ヶ崎克馬 守田敏也 岩波ブックレット 20120501 核兵器のためにウランを濃縮するとつくりすぎてしまう。かといって工場を停止すると再稼働に時間がかかる。つくりすぎる濃縮ウランを消費するために原子力発電は生まれた。原発核兵器と密... -
01思想・人権・人間論
新しい風土記へ 鶴見俊輔座談
■新しい風土記へ 鶴見俊輔座談 朝日新書 20120512 鶴見俊輔の幅の広さと現場への近さがわかる対談集。 姜尚中や中村哲とはナショナリズムや「外の目」の大切さを語り合う。 国家を超える、民衆に根っこのあるナショナリズムがイスラム圏にはあり... -
06福祉・災害・住宅
驚きの介護民俗学 <六車由美>
■驚きの介護民俗学 <六車由美> 医学書院 20120511 著者は気鋭の民俗学者として一時脚光を浴びたが、しばらく表に出てこなかった。大学教師をやめ介護の現場にいたとは驚かされた。何が彼女をそうさせたのか。介護現場の何が魅力なのか--。 民... -
01思想・人権・人間論
山びこ学校ものがたり
■山びこ学校ものがたり あの頃、こんな教育があった 佐藤藤三郎 清流出版 20120509 著者は、青年教師無着成恭が教鞭をとった山びこ学校の一番の教え子であり、無着が村を追われた後もずっと村に残り農業をつづけた。無着の教育の多大な影響と同時に... -
01思想・人権・人間論
東井義雄「いのち」の教え
■東井義雄「いのち」の教え 東井義雄 佼成出版社 20120508 筆者は生活綴り方を実践した小学校教師。子供との対話や経験をつづったエッセーだ。なぜこんなに心動かす言葉が次々に紡ぎ出されるのか。 鶴見俊輔は、生活綴り方のプラグマティズムとして... -
12小説・エッセー
青春の門第7部挑戦編 五木寛之
■青春の門 第7部 挑戦編 五木寛之 講談社文庫 20120415 第6部の再起編から13年後の1993年に発表された作品がようやく文庫化された。偶然書店で見つけた。2002年に第6部まで読んだから、私にとっても10年ぶりの続編だ。 興奮しながら読... -
11歴史〜現代史
民権と憲法 日本現代史② 牧原憲夫
■民権と憲法 シリーズ日本現代史② 牧原憲夫 岩波新書 20120423 自由民権運動は、強権的な藩閥政府に対抗し敗れた進歩派勢力という印象が強い。本書は、民権派と民衆が一体になって明治政府に対抗したという従来の二極対立の構図を批判的に検証し、必... -
01思想・人権・人間論
戦後日本の思想 久野収、鶴見俊輔、藤田省二
■戦後日本の思想 久野収、鶴見俊輔、藤田省二 岩波現代文庫 20120413 埴谷雄高らの「近代文学グループ」、進歩派だが共産党路線にがんじがらめになってしまった「民主主義科学者協会」、反共と穏健保守のあいだで揺れる「心」グループ、大衆のなかで... -
09中南米
禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ死んだか 八木啓代
■禁じられた歌 ビクトル・ハラはなぜ死んだか 八木啓代 晶文社 20120403 1973年、世界で唯一選挙で選ばれたチリの社会主義政権が軍クーデターでつぶされた。そのとき、ビクトル・ハラは軍に捕らえられ、虐殺された。 筆者は中学時代にビクトルの歌...