04民俗・食– category –
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04民俗・食
作業中)若狭 日本の風景を歩く<水上勉>
■若狭 日本の風景を歩く<水上勉> 20141216 若狭は原発のイメージが強すぎて、小浜以外は魅力を感じていなかった。小浜に魅力を感じるのは、若狭では珍しく原発がないことと無関係ではない。自然の景観の美しさは同じでも、原発ができると精神文化は大... -
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柳田国男入門<鶴見太郎>
■柳田国男入門<鶴見太郎> 角川選書 20141123 民俗学は社会に役立つのか。 「実践の民俗学」「介護民俗学」という本では、その具体例が示されていた。でも、全体としての民俗学は苔むしたイメージに覆われている。それを転換する方法はあるのだろうか、... -
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縄文人の世界 日本人の原像を求めて<梅原猛編 三方町縄文博物館長>
■縄文人の世界 日本人の原像を求めて<梅原猛編 三方町縄文博物館長> 20141111 □梅原 ▽12 今まで狩猟採集をし、流浪していて、文化の低いと考えられていた縄文人が実は定着していて、しかもかなり高い精神文化をもっていたらしいということは明らかに... -
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古代から来た未来人 折口信夫 <中沢新一>
■古代から来た未来人 折口信夫 <中沢新一> ちくまプリマー新書 20140904 折口は神道などを論じた、超保守的、あるいは反動的な文学者というイメージだった。だが、そうではないという。折口は「古代人」の心を知ろうとした。古代の心を知ること... -
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北前船の近代史 <中西聡>
■北前船の近代史 <中西聡> 成山堂書店 20140522 北前船が生まれた時代や経済の背景、北前船がもたらした経済の影響などを綿密に記してありとてもおもしろい本だった。 北前船というと江戸時代というイメージがあるが、江戸時代に藩と結びついて活躍し... -
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北前船おっかけ旅日記<鐙啓記>
■北前船おっかけ旅日記<鐙啓記>無明舎 20140513 三度にわたる長期取材はまず、100冊ほどの資料を集めて200カ所の寄港地を割り出した。そのうち164の港をめぐった。その取材日記をまとめた。 第2次取材では、取材予定先100カ所以上に資料の... -
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作業中)生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある<岡檀>
■生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある<岡檀>講談社 20131224 町おこしをがんばっている地域は生き生きとした人も多い。そういうところは自殺者が少ないのではないか、と思ったら、実は久万町は自殺率がとても高いといい、実際知り合いも... -
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作業中)逝きし世の面影 <渡辺京二>
■逝きし世の面影 <渡辺京二> 葦書房 20131129 江戸は現代の日本とはまったく異なる文明だった。そしてそれは永遠に失われてしまった。そのことを外国人の描いた記録から浮き彫りにしていく。 人々はニコニコとしていて、親切で、女性はとくにやさしい... -
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葬られた王朝-古代出雲の謎を解く <梅原猛>
■新潮文庫 20131112 古事記に描かれた出雲王国は現実にはなかった--筆者はかつてそう書いた。1984年以降、荒神谷遺跡などで大量の銅鐸が見つかり、出雲に巨大な権力があったことが明らかになった。筆者は以前の自説を、神話はすべてフィクションと考... -
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里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く<藻谷浩介 NHK広島取材班>
■里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く<藻谷浩介 NHK広島取材班> 角川 20131103 経済成長ばかりを求めるのではなく、エネルギーや食料をできるだけ自給し、近所におすそわけする。経済指標にはあらわれないが、外部の資本にカネが流れるこ... -
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ウツボはわらう<西潟正人>
■ウツボはわらう<西潟正人>世界文化社 20131102 能登半島の「輪島・海美味工房」の女性たちに筆者が助言していると知って購入した。 グロテスクなウツボをはじめ、とても食えそうもないような魚、外道として二束三文だった魚も仕入れて、逗子の地魚... -
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宮本常一 逸脱の民俗学者<岩田重則>
■宮本常一 逸脱の民俗学者<岩田重則>河出書房新社 20131019 柳田国男に学んだ民俗学者だが、戦後は離島振興や山村振興に力を尽くした。過去の異物や習俗を収集をする民俗学から離れて、人間の生きる空間そのものを有機的にとらえ、その改善をめざす... -
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宮本常一「忘れられた日本人」を読む<網野善彦>
■宮本常一「忘れられた日本人」を読む<網野善彦> 岩波現代文庫 201307 日本は水田中心の「みずほの国」ではなかったと説く網野善彦と、柳田国男に学びながらその「常民」思想を実質的に批判した宮本常一の主張は似ている。網野による宮本論は、宮本... -
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魚醤とナレズシの研究 モンスーン・アジアの食事文化 <石毛直道、ケネス・ラドル>
■魚醤とナレズシの研究 モンスーン・アジアの食事文化 <石毛直道、ケネス・ラドル> 岩波書店 20130412 魚醬やナレズシを知るためのバイブルと位置づけられる名著。これ以上に網羅的にくわしく魚醬・ナレズシを紹介した本は世界でもないだろう。 ==... -
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作業中)異形の王権<網野善彦>
■異形の王権<網野善彦>平凡社 20121120 =================== □異形の風景 ▽18 「非人」の衣装の流行は社会にひろがる。鎌倉時代になってからも繰り返しこれを禁じている。童、童子、牛飼童、猿楽田楽法師・・・も。 平安末期の摺衣と博戯、飛礫の輩と... -
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幻の漂泊民・サンカ<沖浦和光>
■幻の漂泊民・サンカ<沖浦和光>文春文庫 20130624 サンカについての本はいくつか読んできた。蝦夷やクマソにつながる先住民の末裔だとする柳田国男の説はロマンがあってわくわくした。独自の文字と掟をもつ秘密結社のような姿を描く三角寛の論はおも... -
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サンカの真実 三角寛の虚構<筒井功>
■サンカの真実 三角寛の虚構<筒井功>文春新書 20130618 サンカといえば三角寛。「秘密結社のような集団で、独特の文字と掟をもち、厳格な階級と秩序が存在する。普通社会とは全く異質の慣習、信仰、婚姻法、葬制などを伝え、彼らにだけ理解できる隠... -
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生きていく民俗 <宮本常一>
■生きていく民俗 <宮本常一>河出文庫 20130607 今ある制度や習慣のなかには、実はずっと昔から受け継いだものがあり、中世以来の制度がつい最近まで色濃く残っていたことがよくわかる。 たとえば「一人前」という言葉は、鍬をつかい、草を刈り、肥... -
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郊外の社会学<若林幹夫>
■郊外の社会学<若林幹夫>ちくま新書 20130607 郊外は味気ない風景だ。私も味気ない郊外に育ち、違和感はないが魅力もそれほど感じてこなかった。 筆者は郊外を「あるべきものがもはやない場所」であると同時に、都市中心部では望めない自然環境があり「... -
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花石物語<井上ひさし>
■花石物語<井上ひさし> 文春文庫 20130515 「世界の中の柳田国男」という評論集にこの本が出てきた。柳田は遠野物語できれいな話ばかりを集めていて、土のにおいのする下ネタは意識的に排除している。それを皮肉る内容が含まれている、と書いてあった... -
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世界の中の柳田国男 <R・A・モース 赤坂憲雄編>
■世界の中の柳田国男 <R・A・モース 赤坂憲雄編> 藤原書店 国内外の研究者が柳田国男を論じる論文集。 □ヨーロッパ体験 柳田は新渡戸によってヨーロッパに呼ばれた。信託統治領では、宣教師による教育ではなく、現地人教師による現地語での実学教育を... -
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神去なあなあ日常<三浦しをん>
■神去なあなあ日常<三浦しをん>徳間書店 20130401 高校を卒業してフリーターでもしようと思っていた「俺」が、母親の陰謀で三重県の山奥の村の林業会社につとめることになる。携帯も届かない。下草刈りをしても何をしてもうまくいかない。ダニやヒルに... -
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能登・間垣の里 文化的景観保存調査報告書
■能登・間垣の里 文化的景観保存調査報告書 <輪島市教委201203>20121218 ▽8 西保地区は、上山、西二又、上大沢、大沢、赤崎、下山、小池の7字からなり、1889から1954まで西保村だった。役場は大沢。 1954年に輪島町・大屋村・河原田村... -
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アースダイバー<中沢新一>
■アースダイバー<中沢新一>講談社20121220 東京は死者の王国である。 江戸の中心は江戸城ではなく富士山だった。遠くから注がれる「死」の視線を意識しながら人々は暮らした。 ヨーロッパの都市の中心には教会があるが、東京は中心がぽっかりとあいてい... -
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民俗のふるさと 宮本常一
■民俗のふるさと 宮本常一 河出文庫 20120618 昭和30年代の作品。そのころまでは江戸時代から継続するものが多かった。それが高度成長によって急速に消えてしまったことが、この本の記述と今と比較するとよくわかる。 農業人口は明治初年も昭和3... -
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驚きの介護民俗学 <六車由美>
■驚きの介護民俗学 <六車由美> 医学書院 20120511 著者は気鋭の民俗学者として一時脚光を浴びたが、しばらく表に出てこなかった。大学教師をやめ介護の現場にいたとは驚かされた。何が彼女をそうさせたのか。介護現場の何が魅力なのか--。 民... -
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中国化する日本<與那覇潤>
■中国化する日本<與那覇潤> 文芸春秋 2012022 世界で最初に「近世」に入ったのは、世襲貴族制を全廃し皇帝独裁とした宋朝で、ヨーロッパの近代啓蒙主義は、宋朝で体系化された近世儒学のリメイクだという。そして、宋朝の社会のしくみが全世界で今... -
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日本の歴史をよみなおす(全)<網野善彦>
■日本の歴史をよみなおす(全)<網野善彦>ちくま学芸文庫20120214 われわれの原体験につながる社会は、室町時代ぐらいまでさかのぼれる。 集落を形成する「惣村」も、港や河原、中洲などに市が立って商工民や芸能民が集住した「町」も14世紀後半か... -
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日本文化の形成<宮本常一>
■日本文化の形成<宮本常一>講談社学術文庫 2011121226 絵巻物や民話、伝承を分析し、自ら全国を歩いて見聞した事実とつきあわせ、縄文以来の日本の文化の変遷を解き明かす。縄文文化の名残が明治の家の形にまでつづき、海洋民としての倭人の家の形は... -
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山に生きる人びと <宮本常一>
■山に生きる人びと <宮本常一>河出文庫20111218 水田で生きてきた農民とはちがう系列の人々が日本の山の中には脈々と生きてきた。 だが同じ隔絶した山に生きる人々でもバリエーションがある。地すべり地帯のわずかな土地に稲を植えようとするのは落...