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05環境・農業
作業中) 世界農業遺産<武内和彦>
■世界農業遺産<武内和彦> 祥伝社新書 20131112 能登の会議の様子。 なるほど。 ============== ▽12 阿蘇の世界農業遺産に向けて最初に行動を起こしたのは、宮本健真さんというイタリア料理のシェフ。2006年に熊本市内にレストラン。 ▽15 野焼き... -
06福祉・災害・住宅
作業中)日本の居住貧困 <早川和男・岡本祥浩編>
■日本の居住貧困 <早川和男・岡本祥浩編>藤原書店 201309 1991年以来、保健師養成学校で毎年2回、70ー80人の学生に対し、住居と安全、衛生、発達、福祉などの関係について講義をした。 提出されたレポートは15年間分。そのうち最近の6年分... -
06福祉・災害・住宅
作業中)早川式「居住学」の方法
■早川式「居住学」の方法 <早川和男>三五館 20131011 ============== ▽20 家から仕送りのない学生は、2009年現在、統計を取りはじめた1973年から最大で、8.3パーセントというが、私の学生時代は半分はいたのではないか。もっとも、授業料が安... -
04民俗・食
葬られた王朝-古代出雲の謎を解く <梅原猛>
■新潮文庫 20131112 古事記に描かれた出雲王国は現実にはなかった--筆者はかつてそう書いた。1984年以降、荒神谷遺跡などで大量の銅鐸が見つかり、出雲に巨大な権力があったことが明らかになった。筆者は以前の自説を、神話はすべてフィクションと考... -
12小説・エッセー
逆回りのお散歩<三崎亜記>
■逆回りのお散歩<三崎亜記>集英社 20131106 「となり町戦争」がおもしろかったから読んでみた。炎上や電突、ネット右翼…といったものをテーマに選び、日常に潜む不気味さを描いている。だが、「となり町」に比べると、ストーリーの先が読めてしまい、話... -
07地方自治・行政
里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く<藻谷浩介 NHK広島取材班>
■里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く<藻谷浩介 NHK広島取材班> 角川 20131103 経済成長ばかりを求めるのではなく、エネルギーや食料をできるだけ自給し、近所におすそわけする。経済指標にはあらわれないが、外部の資本にカネが流れるこ... -
04民俗・食
ウツボはわらう<西潟正人>
■ウツボはわらう<西潟正人>世界文化社 20131102 能登半島の「輪島・海美味工房」の女性たちに筆者が助言していると知って購入した。 グロテスクなウツボをはじめ、とても食えそうもないような魚、外道として二束三文だった魚も仕入れて、逗子の地魚... -
12小説・エッセー
もうひとつのこの世 石牟礼道子の宇宙<渡辺京二>
■もうひとつのこの世 石牟礼道子の宇宙<渡辺京二> 弦書房 20131105 石牟礼作品の多くを清書し、食事の世話までしてきた筆者による石牟礼文学論。 「苦界浄土」は、公害の悲惨を描破したルポルタージュであるとか、患者を代弁して企業を告発した怨念の... -
10経済
今よりマシな日本社会をどう作れるか 経済学者の視野から<塩沢由典>
■今よりマシな日本社会をどう作れるか 経済学者の視野から<塩沢由典>SURE 20131007 1970年代にインフレと不況が併存したことが、ケインズから、反ケインズの新自由主義(neoliberalism)への転換の契機になった。 世界大恐慌のとき、米国... -
04民俗・食
宮本常一 逸脱の民俗学者<岩田重則>
■宮本常一 逸脱の民俗学者<岩田重則>河出書房新社 20131019 柳田国男に学んだ民俗学者だが、戦後は離島振興や山村振興に力を尽くした。過去の異物や習俗を収集をする民俗学から離れて、人間の生きる空間そのものを有機的にとらえ、その改善をめざす... -
04民俗・食
宮本常一「忘れられた日本人」を読む<網野善彦>
■宮本常一「忘れられた日本人」を読む<網野善彦> 岩波現代文庫 201307 日本は水田中心の「みずほの国」ではなかったと説く網野善彦と、柳田国男に学びながらその「常民」思想を実質的に批判した宮本常一の主張は似ている。網野による宮本論は、宮本... -
04民俗・食
魚醤とナレズシの研究 モンスーン・アジアの食事文化 <石毛直道、ケネス・ラドル>
■魚醤とナレズシの研究 モンスーン・アジアの食事文化 <石毛直道、ケネス・ラドル> 岩波書店 20130412 魚醬やナレズシを知るためのバイブルと位置づけられる名著。これ以上に網羅的にくわしく魚醬・ナレズシを紹介した本は世界でもないだろう。 ==... -
11歴史〜現代史
原発危機と「東大話法」 <安冨歩>
■原発危機と「東大話法」 安冨歩 明石書店 20130328 筆者は銀行で、人間を型ににはめ、同じ方向に走らせ、やがて疑問をもてなくなる「魂の植民地化」を実感し、大学院にもどった。「満州国」の歴史を研究したのは、昭和の戦争への暴走ぶりが、バブル... -
04民俗・食
作業中)異形の王権<網野善彦>
■異形の王権<網野善彦>平凡社 20121120 =================== □異形の風景 ▽18 「非人」の衣装の流行は社会にひろがる。鎌倉時代になってからも繰り返しこれを禁じている。童、童子、牛飼童、猿楽田楽法師・・・も。 平安末期の摺衣と博戯、飛礫の輩と... -
03ジャーナリズム
瓦礫の中から言葉を<辺見庸>
■瓦礫の中から言葉を<辺見庸>201211 NHK出版新書 石巻出身の辺見氏が震災をどう描くのだろう。「絆」とか「がんばろう」といった言葉の氾濫に違和感を感じ、被災状況の記事が定型化していることにおかしさは覚えるのだけど、どうしても的確な言葉が見つ... -
10経済
脱グローバル論<内田樹、中島岳志、平松邦夫、小田嶋隆、平川克美>
■脱グローバル論<内田樹、中島岳志、平松邦夫、小田嶋隆、平川克美> 講談社 20130907 平松・前大阪市長が中心になって呼びかけた4回のシンポジウムのまとめ。 グローバリズム経済とは要するにこういうこと、という姿をわかりやすく示してくれる。 た... -
01思想・人権・人間論
グローバル市場原理に対抗する 静かなるレボリューション 自然循環型共生社会への道<小貫雅男 伊藤恵子>
■グローバル市場原理に対抗する 静かなるレボリューション 自然循環型共生社会への道<小貫雅男 伊藤恵子> 御茶ノ水書房 20130827 産業革命以来の資本主義の発展によって大地から引き離され、農業や職人の仕事といった生産手段を失ってしまった現代... -
05環境・農業
作業中)兼農サラリーマンの力<古屋富雄>
■兼農サラリーマンの力<古屋富雄>栄光出版社 201308 ============== 会社に勤めながら農業を兼業するライフスタイルを「兼農サラリーマン」と位置づける。サラリーマンをしながら農業ができるよう、農地を簡単に借りられて販売できる態勢をつくる。... -
20映画・美術館など
風立ちぬ <映画・宮崎駿>
ファンタジー中心の今までの宮崎アニメにはない作品だ。 零戦を設計した堀越二郎が主人公。1歳ちがいの堀辰雄の小説「風立ちぬ」のストーリーを取り入れて、悲恋のストーリーを物語のもうひとつの柱に据えた。 少年のころから空に憧れた二郎は、東京帝大... -
12小説・エッセー
私の遺言<佐藤愛子>
■私の遺言 <佐藤愛子>新潮文庫 20130709 筆者の兄は佐藤ハチロー、父は佐藤紅緑。 北海道に山荘を建てて以来、奇怪な現象におそわれつづける。霊能者に相談し、原因をさぐると、さまざまな因縁がからみ、佐藤家の先祖の問題や、虐殺されたアイヌの... -
08海外(中南米以外)
パリ・ロンドン放浪記<ジョージ・オーウェル>
■パリ・ロンドン放浪記<ジョージ・オーウェル>岩波文庫 20130628 インド帝国の警察官として勤務したあと、20代のオーウェルはパリとロンドンの貧民街で3年間にわたって極貧生活を体験した。その体験を記した実質的なデビュー作だ。 若くみずみず... -
04民俗・食
幻の漂泊民・サンカ<沖浦和光>
■幻の漂泊民・サンカ<沖浦和光>文春文庫 20130624 サンカについての本はいくつか読んできた。蝦夷やクマソにつながる先住民の末裔だとする柳田国男の説はロマンがあってわくわくした。独自の文字と掟をもつ秘密結社のような姿を描く三角寛の論はおも... -
04民俗・食
サンカの真実 三角寛の虚構<筒井功>
■サンカの真実 三角寛の虚構<筒井功>文春新書 20130618 サンカといえば三角寛。「秘密結社のような集団で、独特の文字と掟をもち、厳格な階級と秩序が存在する。普通社会とは全く異質の慣習、信仰、婚姻法、葬制などを伝え、彼らにだけ理解できる隠... -
04民俗・食
生きていく民俗 <宮本常一>
■生きていく民俗 <宮本常一>河出文庫 20130607 今ある制度や習慣のなかには、実はずっと昔から受け継いだものがあり、中世以来の制度がつい最近まで色濃く残っていたことがよくわかる。 たとえば「一人前」という言葉は、鍬をつかい、草を刈り、肥... -
12小説・エッセー
1Q84(1~6)<村上春樹>
■1Q84(1,2)<村上春樹>新潮文庫 20150520 予備校講師をしながら小説家をめざす天吾と、マーシャルアーツのインストラクターをしながら、女性を虐待する男を殺す青豆という2人の主人公の話が交互につづられる。 どこにでもある日常の1984年が... -
06福祉・災害・住宅
郊外の社会学<若林幹夫>
■郊外の社会学<若林幹夫>ちくま新書 20130607 郊外は味気ない風景だ。私も味気ない郊外に育ち、違和感はないが魅力もそれほど感じてこなかった。 筆者は郊外を「あるべきものがもはやない場所」であると同時に、都市中心部では望めない自然環境があり「... -
12小説・エッセー
花石物語<井上ひさし>
■花石物語<井上ひさし> 文春文庫 20130515 「世界の中の柳田国男」という評論集にこの本が出てきた。柳田は遠野物語できれいな話ばかりを集めていて、土のにおいのする下ネタは意識的に排除している。それを皮肉る内容が含まれている、と書いてあった... -
04民俗・食
世界の中の柳田国男 <R・A・モース 赤坂憲雄編>
■世界の中の柳田国男 <R・A・モース 赤坂憲雄編> 藤原書店 国内外の研究者が柳田国男を論じる論文集。 □ヨーロッパ体験 柳田は新渡戸によってヨーロッパに呼ばれた。信託統治領では、宣教師による教育ではなく、現地人教師による現地語での実学教育を... -
12小説・エッセー
神去なあなあ日常<三浦しをん>
■神去なあなあ日常<三浦しをん>徳間書店 20130401 高校を卒業してフリーターでもしようと思っていた「俺」が、母親の陰謀で三重県の山奥の村の林業会社につとめることになる。携帯も届かない。下草刈りをしても何をしてもうまくいかない。ダニやヒルに... -
10経済
始まっている未来 新しい経済学は可能か<宇沢弘文・内橋克人>
■始まっている未来 新しい経済学は可能か<宇沢弘文・内橋克人>岩波書店 20130324 宇沢氏が提唱する「社会的共通資本」は「大切なものはカネにしてはいけない」という考え方で、「大切なものはカネにしろ」という市場原理主義の対極にある。 CO₂...