松江今井書店 20090420 1998年出版
介護保険前後の島根県の高齢福祉の現場を丹念に歩いている。今となっては古い部分もあるが、それぞれの住民が、市町村が、迷いながらも築きあげつつあった福祉の姿が描かれている。問題はこの後だと思う。介護保険と市町村合併によって、これらの取り組みはどうなったのか。成長したのか。衰退したのか……。
具体的な施設や人が実名ででてくるから、いろいろな面で参考になりそうだ。
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▽9 出雲市 毎日ヘルパー
▽11 安来の主婦「エプロンの会」 住民相互の助け合い 有償ボラの草分け
JAくにびき ヘルパー養成講座。連合しまね。
▽16 三隅町 95年から独居老人らに「毎日給食」
仁摩町 弁当は宅配をなるべくさけ、隣近所や集会所で会食してもらう。少子化で余力の出た学校給食用施設を活用
▽32 出雲市特養「清流園」 夜の居酒屋通い 出雲市内の4施設共同でスタート
▽42 平田市園町「るんびにぃ苑」 ボランティアを万単位で受け入れ
▽55 邑智郡瑞穂町 大工や左官などの先駆的ボランティア「高原・布施地区福祉協力会」 社協の音頭で発足。バリアフリー改修や雨漏り修繕。
▽6 6邑智郡桜江町(江津市) 県内に先駆けて電動三輪車の購入助成制度 石見町も。
▽74 出雲市小山町の「小山のおうち」
▽81 出雲市塩冶有原町の「ことぶき園」 グループホーム
▽103 桜江町 「ふれあいサロン」うんえいはボランティアの「桜江・生き生き・ワーカー」。町民の20人に1人が会員。独自予算でヘルパー養成。5年で219人受講。 ▽134 出雲市の「やすらぎの家」 「出雲家族の会」が民家でデイ。
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