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隠岐共和国ふたたび 「隠岐学セミナー」での出会い <牧尾実>

論創社 20090502

隠岐の島で隠岐堂書店という本屋を営む人が書いた。
幕末に郡代を追い出して80日間だけできた「コミューン」の歴史を再検証し、単なる恥ずかしい一揆だと思っていたものが実は歴史上先進的な取り組みだったことを知る。
歴史をちがう角度から見直すことで、誇りをとりもどし、ムラおこしにつなげようという取り組みを描いている。取り組んでは衰え、盛り上がっては沈滞し……というのが世の常だが、こうしてあきらめず取り組みつづけているあいだはムラは継続していくだろう。
県内外の人を集めて毎年一度開く「隠岐学セミナー」が十数年もつづいているというのは素晴らしい。過疎の島が文化の発信源になりうることを示す例だろう。

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「隠岐島コミューン伝説」(松本健一)
「日本幻論」(五木寛之)
隠岐酒造
「隠岐コミューン倶楽部」
「風待商店街」 ネットで。昭和に隆盛を極めた「土曜夜市」の流れをくんで、夏祭りに屋台をだす。

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