3月 122018
 

GR021899

先月能登から届いた白藤酒造の「おり酒」を開けた。
この15年ぐらい、おいしい酒は明るい気分の時にしか飲まないようにしてきた。つらい時に愚痴をこぼしながら飲んでも、酒のおいしさを感じられないし、翌朝むなしいだけだからだ。
でも、釈迦が言うように人生の基調が「苦」だとしたら、酒を楽しめなくなってしまう。明るい気分の時にしか飲まないというのは、「前向き」「プラス思考」ムードに影響されていたのかもしれない。
今回の酒はふたを緩めると、泡が発生して吹き出してくる。20分かけて少しずつ空気を抜いてキャップを開けた。
能登に住んでいたころこの酒蔵には何度も通ったけど、当時よりさらに腕を上げている。作り手の顔を想像しながら飲むと、気持ちがちょっと上向き、私がつくった簡単なおかずさえもおいしく感じられる。
人生は苦かもしれないけど、それを忘れる一瞬の幸せを、酒が演出してくれるのかもしれないなあと思わせてくれた。

 Posted by at 12:24 午前

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