しかし作動後30秒もたたない間にお勝手口の段差に落下。
スタートの場所が悪かった、と反省。
お勝手口から遠いところから再チャレンジ。
すると今度はガスストーブの管に機体が邪魔され、その反動で再びお勝手口の段差に落下。
「お約束芸」のごとく、同じ過ちを繰り返すロボ。
「毛足の長いじゅうたん」はムリとしても、5ミリほどのマットは大丈夫だろう、と試みるも、怖気づいたようにおずおず引き返してくるヘタレロボ。
あきらめて難易度の低そうな廊下を、玄関の段差に落ちないよう、ダンボールで壁を作るほどの気遣いをもって、ロボを配置。
ずっと見張られていてはロボも仕事がしにくいだろうと思い、私は台所で雑用をしていた。
機械の動く音だけはしているので、そっと廊下を覗くと、配置したあたりからさして動いておらず、トイレのドアにぶち当たってウロウロしていた。
「まだそんなところにおったんかい! てか、徘徊老人かいっ!」
ロボが視界に入るとイライラするので、ゴローの仕事場へ配流。
ロボのために床に散らかした段ボールや古新聞を片付けているうち、ロボが掃除してんのか、私が掃除してんのかわからなくなってくる。
そして掃除機をかけにくいソファの下くらいは、ロボも役に立つだろう、とテーブルの上に仁王立ちになって見守る。
(床にいると、ロボが私にぶつかるので)
ロボはソファの下に一回もぐりこんだかと思いきや、「暗いところは苦手」とばかり、あっさり引き返し、掃除しやすそうな場所を選んで(?)ひたすら往復。
目に見えるごみも他人事のようにスルー。
充電4時間、作業時間50分。
無駄飯食いの役立たず。
おまけに音がうるさく、マイペース。
働き者の「ルンバ」に愛おしさを覚える人もいるらしいけど、私は「まったく使えない娘だね!!」意地悪な継母の気分になってしまう年の瀬でした。
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コメント
コメント一覧 (1件)
[…] アメリカで、原発など危険を伴う作業を人間の代わりにやるロボットのコンテストをやっているのだとか。 ウチにも昨日、「ロボット」がやってきた。 ゴローが忘年会でもらってきた3等の景品の「お掃除ロボット」だ。 「ルンバ」の「もどき」の「もどき」。8000円とのこと。 説明書には「階段など落下の危険のあるところ」「毛足の長いじゅうたん」「段差のあるところ」では使えないそう。 「ルンバ」ほどの働きは期待できないにせよ、早速試してみた。 スイッチを入れ、LEDランプが点滅。 うむ、ロボットらしいぞ。(つづく) […]