2月 062008
 

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腹の調子が良くなった途端、心臓クン、再チャレンジみたいです。
文藝春秋2008年2月号には、「我が逃走」じゃない、「我が辞任の真相」と題し記を発表していた。
あんまり懲りてないようなので、後々のために、ここに抜粋しておこう。
「独占手記」などともったいぶらず、その類い希なる政治家としての資質をガンガンアピールしていただきたいものだ。

(サブタイトル)
【突然の異変。嫌な予感がした。難病の再発か?そして人生最悪の失敗ー】

>最初から「嫌な予感」や。

私は昨年9月12日、内閣総理大臣の職を辞すことを表明し、9月25日に安倍内閣は総辞職いたしました。一昨年9月の首相就任以来、私の目指す国づくりに期待を抱き、支持してくださった国民の皆様を裏切る結果となったことは、誠に慚愧に堪えず、深くお詫び申し上げます。
昨年7月の参院選で自民党は大敗を喫しました。(略)本来ならば私が総理の座にとどまり、先頭に立って難局に立ち向かわなければならないのですが、その責務を断念してしまったことを痛切に反省いたしております。

>「お詫びと訂正」もとい、「お詫びと反省」。

すべてのマスコミが私が総理の座を「投げ出した」と報じました。(略)しかし実際の私の胸中は「投げ出した」とは対極にあります。

>ほう。

政治家にとって、総理大臣は理念と政策を実現するための究極の目標であり、厳しい選挙を重ね、苦労の末にたどり着いたその地位をそんなに簡単に投げ出すはずがありません。
>♪なのにぃ~ なーぜ~

ではなぜ私が辞任するに至ったかー。

>ふむふむ。

(中略)

最初に異変が起きたのは8月5日のことだったと思います。
胃と腸に痛みを感じました。それが原因で食欲が全くなくなってしまったのです。なにを食べても体がなかなか受け付けてくれない。味もほとんど感じられないし、美味しくない。それでも無理して食べると、ムカムカと気持ちが悪くなってしまうのです。嫌な予感がしました。
私は元々潰瘍性大腸炎という持病を抱えております。(略)政治家にとって病気はタブーであり、病名や病状が公になれば、政治生命を危うくすることさえあります。今回の辞任の理由をご理解頂くにはこの持病について包み隠さず告白すべきと考えるに至りました。
潰瘍性大腸炎は厚生労働省が特定疾患に指定している難病でいまだ原因は解明されておりません。
初めて発症したのは17才の頃でした。そのときの衝撃は今も忘れることが出来ません。尾籠な話をお許しいただきたいのですが、激しい腹痛に襲われ、トイレに駆け込んだところ、夥しい量の下血があり、便器が真っ赤に染まったのです。この病気は精神的に落ち込みやすい病気と言われています。下血により多少貧血になりますし、何より、トイレに行くたびに鮮血を目の当たりにするわけですから、気持ちが滅入ります。
自己免疫疾患といって、自分の免疫が異物と勘違いして自分の腸の壁を攻撃し、その結果、腸壁が剥落し、潰瘍となり、爛れて出血するのです。
腸壁が刺激されるたび、30分に一度くらいの頻度で便意を催します。夜もベッドとトイレの往復で、到底熟睡など出来ません。内視鏡で大腸内をみたときも大きなショックを受けました。ボロボロに傷つき、剥げ落ちた腸壁の映像の生々しさは、想像を超えていました。(略)今から10年ほど前、自民党国体副委員長を務めていた頃には3ヶ月近く入院したことがありました。(略)私が3ヶ月入院したときも(大腸の)全摘手術が検討されました。全摘手術は大腸ガンの危機を取り除くメリットはあります。(略)が、大腸には代わる臓器がないため、トイレの回数の問題が出てくるのです。一日に何度もトイレに行かなくてはならないのは、選挙運動など政治家としての活動に著しく支障が生じる。
家内からは「もう政治家なんて辞めてください」と涙ながらに訴えられたこともあります。
(略)その後もときに発症することはありましたが、新薬の開発も進み、次第にコントロールできるようになっていきました。そして官房副長官時代に発症したのを最後に、(略)一度も悩まされることはありませんでした。したがって一昨年9月には、この病気が克服できたと考え総裁選立候補を決意いたしました。

(略)昨年8月、腹痛を覚えたときは、すぐに慶応大学病院の日比紀文先生に診て頂きました。診断の結果は「機能性胃腸障害」でした。ひとまず胸をなで下ろし、(略)薬を処方して頂きましたが(略)一向に良くならないのです。(略)参院選後には内閣改造する予定でしたし、9月の臨時国会に向けて所信表明演説の準備もしなければなしません。8月19日から25日まではインドネシア、マレーシアでの外遊も控え(略)大事なスピーチ(略)と演説の予定がありました。(略)結局お盆休みを返上して仕事をこなしていきました。

>「お盆返上」って、小学生の夏休みの宿題かっ!

この外遊を契機に、病状は一気に悪化しました。機能性胃腸炎とは別にウイルス性の大腸炎に罹ってしまったのです。それ以後激しい下痢が止まらなくなりました。晩餐会ではエスニック料理がしばしばテーブルを飾りましたが、基本的に残すことは失礼に当たります。無理して食べる努力はしたものの、結局かなり残してしまいました。

>給食かっ!!

で、続く「改造人事」と「政治とカネ」のハナシは中略。

もちろんそれも総理であった私の責任であることは言うまでもありません。
それまでも閣僚に疑惑が発覚した際の対応が後手に回ってしまったことは事実ですが、何より深刻な問題だったのは、マスコミとの間に必要以上に緊張関係をつくり、良好なコミュニケーションを持つことが出来なかったことです。

>「マスコミとのコミュニケーション」が「(政治家による)メディアへの介入」と言われるのだよ。

もともと挑発的なスローガンを掲げ、また、マスコミとは対峙すべきときは対峙してきたということもあり……

>中川クンと?

……より反発を招いていたのかもしれません。(略)私自身、実際お会いして、自ら政策などについて説明した方には理解して頂けることが多かっただけに……

>NHK?

……もう少し幅広く、言論人、マスコミの方とお目にかかれば良かったと悔いております。

>ナベツネ? 若宮サン? あ~っ!みのサンかッ!!

9月7日から9日までは(略)シドニーでAPECが予定されておりました。帰国の10日には、所信表明演説がある。出発前の6日には、マスコミ各社の論説委員らと所信表明演説についての懇談が開かれました。そのころには食欲不振、睡眠不足が極まり、座っているのも辛く、テキパキしたやりとりが難しい状況でした。

シドニーでの会見では海上自衛隊のインド洋における給油活動を継続するための「テロ対策特別措置法」について、「職を賭して取り組み、果たせなかった場合職責にしがみつくことはない」と申し上げました。ただしこの時点ではすぐに辞めることは考えておりませんでした。むしろ遠藤氏の辞任もあり、「政治とカネ」一色になっていた関心を集中させるための戦略としての決断でした。

>皮肉なことに、関心は「テロ特措法」より、心臓クンに・・・。

一方で、体調は悪化の一途をたどりました。シドニーではアメリカのブッシュ大統領やロシアのプーチン大統領との会談もあったのですが、これはなんとか緊張感を持って乗り切ることが出来ました。

>興国の興廃、この一戦に・・・。

9月10日(略)帰りのせいふせんようきの中で、じにんについて初めてしんけんにかんがえました。ひろうはピークにたっしており、(略)ほんらいなら、少しでもすいみんをとっておきたいところですが、きないではいっすいもできませんでした。

>ひらがなになおしてみました。原文ママです。

「もう体力的に限界だ。所信表明演説の前に辞めるべきだ」
「いや、きっと最後はよくなる。大丈夫だ」

>原文ママ

気持ちは大きく揺れ動きましたが、結局午後からの所信表明演説に臨みました。
(略)無理して強行した所信表明演説は私にとって最悪の結果となってしまいました。
最初に衆院で演説したときは、まだ張りのある声で読み上げることが出来たのですが、参院で演説する段階では、体力的にも相当しんどいと痛感しました。集中力も続かず、ついには演説の草稿の文書を3行読み飛ばしてしまいました。

>どんな重要な内容がっ?!

それは「来年の洞爺湖サミットに向けて、リーダーシップを発揮して参ります」という箇所だったのですが、

>ガクッ!

非常に大きな衝撃を受けました。

>……オイラも。

20分足らずの所信表明演説でこうした無様な姿をさらしたのでは、その後続く、代表質問、予算委員会も到底耐えられないのではないか。代表質問では3時間、予算委員会では7時間も拘束されることがあるのです。

>サラリーマンは毎日8時間以上拘束されています。

このままの状態で総理大臣としての職責を果たすことができるか、正しい判断ができるか、国会に十分対応することが出来るかー我が身を省みるに、誠に残念ながら、それは不可能であると認めざるを得なかった。

>今さら……。

それが辞任を決断した最大の理由です。

>下痢と腹痛と、「三行読み飛ばし」。

(略)麻生氏とも再び会い、前日より明確に辞意を伝えました。続いて連立与党をくむ公明党の太田代表にも、体調が非常に悪く続けていくことが困難であると伝えました。(略)日比先生にはすぐ入院すべきと勧められましたが、(テロ特措方の道筋をつけてバトンを渡したいという)前述したような理由があり受け入れることは出来ませんでした。
入院は拒んだものの、私は体調を崩して以降、ずっと危惧していたことがありました。

>なになに?

あの忌まわしき潰瘍性大腸炎の発症です

>サヨクとどっちが忌まわしい?

ひとたび悪化しますと、トイレに一日30回も行かなければならないような状態に陥ります。とても総理の重責を果たすことは不可能であり、国民の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまうことは明らかです。

>いいから、早く便所行ってこい!

(略)その後、与謝野官房長官ら官邸スタッフ、麻生幹事長ら党役員を次々に官邸に呼び、正式に辞意を伝えました。ただ、そのときには健康問題が理由で辞めるということは一切伝えませんでした。「テロ特措法を可決させるためには私が辞めることで局面を転換するしかない」との説明で押し通そうと考えたのです。

>ってことは、やっぱり「下痢と腹痛で辞めるとはさすがに言えなかった」ってことか。

それは国防上、自衛隊の最高指揮者である総理大臣が、(略)健康状態について詳細に話すべきではないとの判断からでした。

>自衛隊の最高指揮者がトイレに一日30回も行ってたら、そら大変だ。

結局午後2時から行った(略)あの会見は準備の時間もほとんど無く、きちんとした草稿を用意する余裕もありませんでした。私自身の言葉でぶっつけ本番に近い形で行ったものです。(略)準備不足の会見では、そのほかにも信じられないくらい大切なことを言い忘れてしまいました。

>今度はなにをっ?!

国民の皆様への謝罪の言葉が抜け落ちてしまったのです。

>もうええわ……。

総理を辞任して以降、様々な方から反省点についてご指摘頂き(略)多くが正鵠を射るものでした。参院選において、多くの優秀な同士を失った責任を今更ながら痛感いたしております。ただ、私は参院選では敗れましたが

>おりょ?

政策において、は間違ってなかったことはしていないと自負があります。

>そらきた。

(略)安部政権においては、戦後レジームからの脱却を訴え、法改正に向けての国民投票法案成立、教育基本法の改正、防衛庁の省昇格など次々に成し遂げることができました。
(略)私の政治家としての経験不足を指摘する方も降りますが、国際社会では50歳代のリーダーはいまや常識となりつつあります。フランスのサルゴジ大統領は52歳、ドイツのメルケル首相は私と同じ53歳、ロシアのプーチン大統領の後任となるメドベージェフ氏は42歳、米大統領選を目指している民主党のオバマ候補は46歳です。

>同列に並べたら失礼やで。

もちろん経験は大切ですし、安倍政権においてもキャリア不足に起因する問題があったかもしれません。

>てか、資質の……。

しかしながら、その豊富な経験がしがらみとなって思い切った改革の障壁となることもあります。

>その豊富な世襲議員達が既得権益を守りたがるもんだから。

私は議員歴が16年ありますし、いわゆる「雑巾がけ」の経験も積んできたつもりです。

>だから「お小遣いあげてヨ~」ってか?

(略)政権がもう少し長く続けば、各省庁の大臣や次官との権限の調整など、試行錯誤はあっても、必ずや成果を上げていたはずだと信じています。
靖国神社参拝問題もついて、参拝するかしないか明言しないという方針が曖昧だとの批判を浴びたこともありました。大前提として、私は日本国内にある神社にまつられている英霊を総理がお参りすることに対して、外国から指図されることなど絶対あってはならないと考えております。

>アメリカから言われても?

内政干渉を許すわけにはいきません。ただし、政治の世界では常に現実に則して戦略を考える必要がありますから、いたずらに中国との関係を悪化させ、無用な刺激を与えるようなことをする必要もありません。

>だからウチとソトとでうまく使い分けて、と。

大切なのは、靖国神社に行く可能性と権利は決して手放してはならないということなのです。

>で、行くの?行かないの?

今、私が何より憂いているのは、私が総理の座を辞したことにより、安倍政権が掲げた保守の理念そのものが色褪せてしまうことです。

>アンタに言われたかないだろーなー……。

その意味では、保守勢力の拠り所として様々な勉強会ができることは有意義なことです。

>!!!

幸いにして、私の持病の潰瘍性大腸炎は加齢を重ねるごとに病状が緩和されていきます。また病状を劇的に改善してくれる新薬の開発も進んでいます。

>つける薬があったか!!

加えて、親しい代議士のご家族にお医者さんがおり、潰瘍性大腸炎の患者用食品を送ってくれました。その方も同じ病気で苦しんでいたのが、この食品の効果もあって、ほぼ完治したといいます。

>大丈夫?ものすっごく高いヤツじゃないの?

お陰で私も近い将来の完治に向けて、希望を抱くことが出来るようになりました。

>お大事に。

今後は一議員の立場から、日本に本格的な保守政治を根付かせるための捨て石となって、粉骨砕身してまいります。

>まだ言うか……。

 Posted by at 1:47 午前

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