テニスの漁師様1

地元のテニス教室に通い始めた。
生徒が3人しかいなかったので、コーチに聞くと、
「海がしけたときだけ、漁師さんも参加します」と言う。
そして今週、3人の漁師さんと一緒のクラスになった。
漁師さんたちは、コーチの話も聞かず、待っている間もひたすら喋っている。
「コウバコ ニジュウデ キュウセンハ タカイチャ」
今朝、カニの解禁の記事を読んでいたから「変換」できた。
「香箱(メスのずわいがに)、20匹で9000円は高いよ」の意味だ。
漁師町の人の言葉は、独特でほとんどわからないから、つい、気が取られる。
「おしゃべりしてないで!」とコーチがおばちゃんに注意すると、
「黙っとったら打てんけぇ、しゃべりながらやるわ。わて、『シャラポラ』や!」
だけど運動神経と目がめちゃくちゃいいので、コツをつかむのが早い。
ロブ(高いボールを打ち上げる時)でも、正確にコートに入れる。
フットサル用に貼ったネット(テニスは体育館でします)を指さし、
「むこうの網と網の間を狙って打つっちゃ」と胸を張る。
ネットを「網」と言うか…。
休憩時間は病気自慢。コーチが腹部の違和感を心配すると、
「病院で検査したらええ。すぐわかるけぇ。カプセルみたいの飲んで調べるんやけど、
わし、気持ち悪かったさけ、引っこ抜いたら、傷つくちうて、医者にえらい怒られてなぁ〜!」
「わしもあの生ぬるいイヤラシイ液飲まされて、尻に指突っ込まれて、あれはほんまにだちかん!」
検査をすすめるおっちゃんらの話に、コーチはすっかりビビってしまった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次