「北のカナリア」で「終の信託」

近所のおばちゃん2人を誘って映画を見に行った。
先日の婦人会のバス遠足の際、映画好きのMさん(70歳)と、
「北のカナリアたちを見に行きたいね」と話していた。
来週から天気が荒れる、という予報だったので、朝、ゴミを出しに行ったとき思い立ち、急遽決めた。
一番年の近い(と言っても60歳)Hサンに声をかけると、
「北のカナリア?って、拉致問題関係の映画?」
い、いや、たぶん違うと思うけど…。吉永小百合だし。だけど原作を読んでいないから断言できない。
「まぁええわ、行くわ」。さすが若いだけあって(と言っても60歳)フットワークが軽い。
町に映画館がないので、車で1時間半かけてショッピングモールの映画館を目指す。
ショッピングモールにはマクドにミスド、それにスタバまである。
映画の時間まで30分ある。漁師町に住みながら、つい回転寿司に足が向く。
「ここまで来てサカナはやめよう!」とワタシ。
それもうそうや、と時間のかからないミスドですませる。
東映の創立60周年記念だか、キャストは豪華だ。
とりわけ若手俳優の才能あふれる演技を見ると、若い人も捨てたもんじゃない…どころか、日本も捨てたもんじゃない…と、こちらが希望を与えてもらったような気分がする。
映画が終わり、会場は声にならないためいきに包まれた。
「吉永小百合、やっぱりキレイわ〜」
映画の感想は、この一言に収れんされてしまうのだった。(つづく)

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