水入らず沖縄紀行3

怒りのデモ

奮発して日航系のリゾートホテルに2泊。
プライベートビーチもあり、レストランも多く、ゆっくり過ごすことができた。
しかし、たいてい「バイキング」料理なので(特に朝は)、母にかわって料理を取りに行ったりで、食べた気がしなかった。
(おかげで食べ過ぎはセーブできたが)
キングサイズのコンフォタブルなベッドでも、母の寝言やらトイレやらで起こされ、ほとんど眠れず。
2日目は観光タクシーで「ちゅらうみ水族館」へ。
ジンベイザメを見て、素直に喜んでいる姿を見てホッとする。
家に籠もっていると、病気のことばかり考えがちなのに、旅行に来てからは一日一日が緊張しているので、グチもない。
それにしても沖縄の街の中が「内地」企業であふれている。
ファミリーマート、マックス・バリュ、東進衛星予備校、センチュリー21、アパマンショップ、大和ハウス…。
国際通りは観光客ばかりで、さびれたそうな。
北谷や新都心に人の流れが移ったという。
40歳になって札幌雪祭りで初めて雪を見た、という運転手さんは、冬の暖房はハロゲンヒーターひとつだけという。
「ヒート・テックは着る?」と聞くと、
「ヒー…なんですか?」と言う。
ユニクロのヒット商品、「ヒート・テック」を沖縄の人は知らないのだ。
「ヒー…なんとか。帰って嫁にも聞いてみます。ヒー…なんでしたっけ?」
私は運転手さんに「ヒート・テック」を、運転手さんはわたしに「モクマオウ」という松のような木の名前を教えてくれた。

帰りの25日は、福島みずほが沖縄に。
母はもうなんということなさそうに、「今日は社民党の人が来るんやろ?」と空港の係員に話していた。
無事神戸へ戻り、翌朝ヘルパーさんが来る。
「どうでした?沖縄」の質問に、
「基地ばっかりやったわ」…だって。(完)

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