成田ウナギ闘争

成田のうなぎ

30年ぶりに成田山に出かけた。
上野から京成電車で1時間半。
かつて暮らした街の駅も通過。さっぱり様子が変わっている。
同級生と担任の先生ところへ遊びに行った「佐倉」。
夏休み姉に連れて行って貰った「宗吾霊堂」のプールは看板も当時のままだった。
成田山には初詣の時、迷子になった思い出がある。
姉に連れられ、ずいぶん歩かされた記憶があるけど、
降り立ってみたら、案外狭い範囲だった。
ところで、成田と言えば、「うなぎ」と「よねやのようかん」と「鉄砲漬」だ。
子どもの頃、職人さんが店先でウナギをさばくのを見て、
「かわいそぉ~。あ!アタマにクギ売った!! うわぁ、血が出た!」
などと実況中継し、職人さんを困らせたことがある。
もちろんそれはうなぎが食べたいが為の「闘争」で、
(姉は横でニヤニヤ笑っていた)
きまりが悪くなった父母が、「じゃあ、食べていくか」って言いだすのを期待して。
甘いタレでふっくら蒸した関西のうなぎも好きだけど、
醤油味で油を落としたさっぱりした成田のうなぎも大好物だ。
念願の成田のウナギを30年ぶりにいただき、大満足。
参道の大きなおせんべいを大人買いしたかったけど、いかんせんこの折れた前歯。
あきらめて、ようかんと鉄砲漬を神戸の母のおみやげに。

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