玄米ごはん 疲労困憊

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独身会社員だったころ、年に1回発症するぜんそくを治したいと思って、玄米を食べていた。白米よりちょっと多めの水に前夜からつけておいて、炊飯器で炊いた。
でも、鬼コーチによると、圧力鍋のほうがやわらかくふんわり炊けるという。はじめて圧力鍋を使うことにした。
米を3回ぐらい洗って、3合の飯を炊くためには4合分の水を入れる。
火にかけて圧力がかかりはじめたら、ごくごく弱火にして20分間(白米なら普通の鍋で沸騰してから弱火で13分)。タイマーをかけて忘れないように。
火を止めて、圧力が下がるまで放置しておいたらできあがり。たきたての新米はおいしい!

ごはん一膳ぶんが入る、ごはん冷凍保存容器(タッパー)に入れて冷凍しておく。
3合で6膳になった。
「わしは、みそ汁も魚もごはんもいっぺんにあたたかいものを出してきたんやぞ。偉大さを思い知ったか!」

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きょうは夏野菜のマリネからはじまって、メニューがいくつもあって、とても覚えられない。ほんまに疲れた。
へたりこんでいたら、その疲れに追い打ちをかけるように、鬼コーチの説教がはじまった。

「カボチャ切ったら手を切りそうだし、油使ったら火事になりそうだし、汚いぞうきんで鍋のふた取ろうとするし……ぜんぜん私の心が安まらん。どこから教育してええやら、わからんわ」
「そんな厳しく言われても、簡単には覚えれんわぁ」と言うと、
「ほめて伸ばせってか? 甘いわ。おまえなんてつけあがるだけじゃ。まかりまちがっても、こんなんで『料理できます』なんて言うなよ。あんたじゃなくて、私が恥かくんやからな」

ふぅ。(完)

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