ウルグアイの大麻合法化を題材にした映画。
本物のホセ・ムヒカ大統領が出演しているのにまずびっくり。世界でいちばん貧しい大統領と呼ばれている。映画では、麻薬密輸という重大任務の謝礼として自分の農園のカボチャを持っていかせるというおとぼけを演じている。
世界ではじめて大麻を合法化したはよいけど、大麻の供給量が足りずパニックに。大統領から極秘の命令をうけた薬局の店主がアメリカに渡り、大麻を供給してくれる人を探し歩くというストーリーだ。
米国では、麻薬は南から来るものと思われている。それを逆手にとるように米国に供給元をさがすという発想がまずおもしろい。ホンモノのムヒカ大統領の秘密指令で大麻を密輸するという、現実とフィクションのあわいを突く展開も愉快だった。
よくできた映画なのに、観客は僕ひとり。もったいない。
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