天才と変人の境界

新幹線相対性理論

親戚の集まりがあって、岐阜羽島の駅ホームで生物学者の叔父と電車を待っていたときのことだ。
轟音をたてて新幹線が通過していった。
叔父は
「すごいスピードやろ? ところが乗ってる方はというと、スピードを感じひん。これがアインシュタインの言うところの『相対性理論』の原理や」
ふうむ。
そして、
「天才っちゅーのは、当たり前と我々凡人が見過ごすことに発想を得て、そこから真理を見いだす」
と言った。
「じゃあ、わたしみたいに、しょーもないことばかり思いつくのは?」
叔父は向かいのホームを遠い目で見ながら、
「それが真理に突き当たれば天才。そーでなければ単なる変人」
と明言した。
“単なる変人”・・・。
なんか思いがけず、とんでもない「真理」に突き当たっちゃった
気がする・・・。

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