10月 162009
 

松江の食

台風が通り過ぎた翌日、町を散歩。
ブロック塀が倒れていたり、道路標識が折れていたり(!)、
敷き煉瓦がはがれていたり・・・。
もともと大がかりな改修をしていない町なので、
ところどころガタがきている。ま、安全に問題がなければそれも味わい。
食器を扱うお店をのぞく。
おしゃべりなおばちゃんは、いろんなことを教えてくれる。
お総菜屋の「石川屋」さんを愛用してることを言うと、
「いいところをおさえてらっしゃる!」とホメて(?)くれた。
来週末の「どう行列」の秋祭りについて、
「ホントにすごいですよ!大手前にずらっと各町の御輿が出て。
わたしら松江の人間はあの太鼓を聞くともう胸がどきどきします」
聞いててこっちまでワクワクしてくる。
「祭りの日はカラコロから天神までの商店街がにぎわいます」と言うが、
おばちゃんは「私は祭りの日は休み!だってお祭り行きたいも~ん!」
と少女のようにだだをこねる。
「ダメじゃん。お店開けなきゃ。だから松江の人は殿様商売って
言われるんですよ!」と冷やかすと、
「それでつぶれたら、わたしもつぶれるだけよ。
ホントはね、細く、長~くやるのが商売なの!」だって。
確かに、松江の商店は設備投資しないから、お世辞にも立派じゃない。
それでもやってけるのは、おばちゃんのいう「細く長~く」を
信条としてるからかも。京都と同じやな。

台風が去ったのに曇天。グッと寒くなって、
このまま冬になっちゃうのかな~・・・。
「カラコロ」の真ん中にある「浪速寿司」に入る。
名物の「蒸し寿司」を注文。
レンジのない時代、母がちらし寿司の残りを翌日蒸していたが、
すっぱいにおいが鼻についたイメージ。
魚のアラのみそ汁とともに運ばれた蒸し寿司は、
全然すっぱい臭いもせず、見た目も上品。
お肉の佃煮、伊達巻き、かまぼこ、えび、グリンピース、うなぎ、
しいたけの含め煮がきれいに並び、全部の味があつあつに蒸されて
ご飯全体にまぶさって、いい感じ。
具の一つ一つもていねいな味付け。「浪速」だけど、松江の人が
いかにも好みそうな優しい味だった。
ぺろりと平らげ、お店を出るときにはカラダがほかほかになっていた。
なるほど、寒い地方では、暖かいお寿司もありなのかもな。

 Posted by at 9:00 午前

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