8月 202017
 

高校卒業後、十数年間ひとり暮らしをした。

掃除をしないからほこりがたまり、たまに掃除をすると、舞い上がったほこりを吸ってぜんそくになったが、ふつうに快適な生活だと思っていた。

部屋の鍵をいつも開けていたから、旅先で知り合った人がよく泊まりに来た。とくに1995年前後に京都にいたころは、週に3日は他人が泊まっていて、その人たちが掃除をしてくれた。その後、西宮に引っ越すと、来客が月に5,6人に減り、小さなゴキブリがすみつくようになった。

それでもとくに気にしていなかったが、きれいな部屋に慣れてしまうと、友人たちの男所帯の乱雑さが目に付くようになる。掃除をしてきれいにしていても、何かが足りない。美術品の鑑賞も同じだけど、よいもの(きれいな環境)を知ってしまうと、悪いものがとたんに目につくようになるものだ。

たまに2週間ほど一人暮らしになると、床にほこりや髪の毛が目立ちはじめ、枕カバーが黄ばみ、しわくちゃの洗濯ものの山ができる。

掃除や洗濯の習慣ができていないからだ。掃除は何日に1回、洗濯は…と型を決めなくては環境は維持できないのではないか、と思うようになってきた。

とりわけトイレ掃除はほとんどしなかった。洗剤を便器に入れてしばらく置いて流すだけ。

泊まり客がトイレのあまりの汚さに閉口して、そうじしてブラシを置いていってくれたけど、便器を洗ったあと、どうやってブラシを洗うかがわからず使わずじまいだった。

どうすればいいんだろう? 鬼コーチは呆れた顔をして無言で実演しはじめた。

毎日やるのは「まめピカ」という泡のような洗剤を、トイレットペーパーにつけて拭くこと。この洗剤なら、ペーパーが溶けないからぬぐいやすいという。

3,4日に1度は便器をはずして、裏側もふく。

で、便器内が汚れてきたら、洗剤をたらして、ごしごしたわしでこすって、たわしは流す水で洗って終わり。そんなもんでよかったんかぁ。

「お前のようながさつなヤツがおると、はねて裏側が汚れるから、そのへんをちゃんとふくのが大事や」とのこと。

 Posted by at 10:33 午後

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