11月 062006
 

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大使館近くでみんなで昼食。
赤唐辛子の入ってないモノを、と牛カルビと白菜のスープ。
アルマイトの弁当箱みたいのに詰め込まれたご飯をスープに入れて食べる。
これもまたおいしい。キムチももちろんついている。
食事のバリエーションが豊富で飽きない。
腹ごしらえをして、元従軍慰安婦のおばあさんたちが暮らす「ナヌムの家」へ。
市内から電車で15分、バスで1時間、タクシーで30分くらいのところ。
ここまできてようやく農村風景らしきものに出会う。
「ナヌムの家」で博物館を見学し、夕食に呼ばれたので、
じゃあ、と思っていそいそ食堂に行くと、おばあさんが怒っている。
どうやらあいさつぬきでメシにありつこうとしたことが、気に障ったらしい。
ごもっとも。
職員さんと通訳の人がなんとか取りなしてくれた。
しょんぼり気分で夕食後の交流会。
「交流会」とゆーか、おばあさんたちが見ていたテレビを消して、
なかば強引に沖縄サンシンと歌を披露。
ああ、おばあさん、めっちゃ怒ってはる~。
おもいきり盛り下がったところで自己紹介。
こうなったら仕方ない、と自分たちの思いを伝えることに。
日本人として政府の対応が恥ずかしい、という人。
おばあさんたちのあまりに大きな苦しみを受け止めきれずに涙した人・・・。
さっき食事の前に怒っていたおばあさんが口を開いた。
軍人に斬りつけられたとシャツをめくってお腹を見せてくれた。
健康状態も悪く、こんな惨めな姿で歩き回らなくてはいけない。
日本政府も韓国政府も私たちが死ぬのを待っている。
とにかく日本と韓国は仲良くしてほしい、という。
先が短いのだからお金はいらない。謝罪の言葉が欲しい、と言った。
静かに微笑んで聞いているおばあさんもいた。
日韓の外交のデリケートな部分だけに、韓国政府もこのことには慎重だ。
それゆえ、おばあさんたちは祖国からも孤立している。
自分の恥や忘れてしまいたいつらい過去を孤立や非難をおそれず公にした勇気に敬意を感じる。
「過去の侵略の歴史を反省し・・・」とかじゃなくて、
まだまだ若々しいおばあさんたちを見ていると、「過去の歴史」って感じではない。
自分の父よりちょっと年上、大正10年前後の生まれ。
おばあさんたちが一人でも多く生きている間に、
将来、両国の若い人たちがまた同じ論議に時間を費やさないためにも、
今あらためて日本の誠意ある対応を見せてほしいと思う。 (つづく)

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