へたれの日常– category –
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へたれの日常
夏休みの宿題
姉と姪っ子が遊びに来た。中学生の姪っ子は夜、机に向かって夏休みの宿題のドリルをはじめた。「ねぇ、天智天皇ってさぁ・・」と姉に向かって質問。姉はふと思いついたように、クスクス笑いながら「ああ、歴史ならレイザルおばちゃんに聞けば?特殊な歴史... -
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敵地攻撃の是非2
私の父は、母や私たちに向かって暴力をふるったことがない。手を挙げない男性が当たり前だと思ってたけど、たまたま恵まれていただけなのかもしれない。だからたとえ甘えの気持ちからであっても、蹴ったり叩いたりはアカン、もうすまい、と思った。謝っ... -
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敵地攻撃の是非1
最近、ゴローとケンカした。というか、いつもながら私が一方的にキレた。お客さんとの話が弾み、ゴローはいつまでたっても寝る気配なし。気づいたら夜が明けていた。私は病院に行かなくてはいけなかったし、早く眠りたかったのだけど、話し声が気になって... -
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病院も世知辛く
父が肺炎で入院して、3日くらいして症状が治まったころ 婦長(師長)に呼ばれ、それとなく次の受け入れ先の話をされた。 病院もいよいよ世知辛くなってきた。 持病のある母が病院の定期検診に行き、薬を処方箋でもらうとき、 いつも1ヶ月分もらう睡眠薬... -
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父の入院2
7月末、K病院に入院。病院に連れてこられた父の表情は思いのほか明るかった。 散髪し、ヒゲもきれいに剃ってもらい、清潔な服装に整えられた父の姿を見て、施設の職員さんがどれだけ大切にしてくれていたかがわかる。入院の荷物も要領よくまとめられ... -
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父の入院1
父の体調が悪い。 7月はじめから発熱。いったんおさまったが、 誤えん性肺炎の疑い。「肺炎を悪くするのをわかっていながら、 これ以上口から食事を摂らせることはできない」と施設に言われる。 医師3名、看護士3名、施設職員2名がずらりとならん... -
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見た目が9割
父が肺炎のおそれがあるため、かかりつけ医の紹介の病院へ行った。はじめて行ったその病院は、郊外の住宅街の中にあった。外観からしてどーもなー、と気が滅入った。診察室に入ると、アタマの軽そうなニイチャンが、父の様子を見ることも、ワタシから日... -
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花よりもなほ
「花よりもなほ」を観た。せりふのひと言ひと言が意味をもっていて、しかも笑えた。登場人物である庶民たちの図太さ、したたかさに是枝カントク自身が重なる。「桜のように潔く散るまで」と、仇討ちを考えている主人公に対して語られたせりふ。「桜が散... -
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アウフヘーベン?
NBセンセイとメールで身内の介護のことでやりとり。施設の立場と家族の気持ちのギャップについて「大事なのはアウフヘーベンですね」との返事が来た。そう、アウフヘーベンが大事だのだ。わかった?! -
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老人よ杖を取れ!
職場での会話。50代の女性は実父が九州の特養にいる。気遣いはしつつも、兄夫婦に任せているので、制度の変更までは知らない。「特養の食費が自己負担になって月6万円増だって」 と私が言うと、初めて知ったようで、「ひっどー!だってお年寄りって...