へたれの日常– category –
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バイオリン名人
バイオリンを習い始めて14年目に突入した。 引っ越しなどもあって、今の先生で3人目だ。 先生の上品な演奏スタイルもさることながら、 感心するのはバイオリンを支えるアゴの形だ。 演奏家である先生の息子さんも、グッと楽器をはさめる安定感のあるア... -
お茶会
お茶の先生の曽中さん(通称=家元)が、「お茶をするからいらっしゃい」と誘ってくれた。 離れの茶室に上がると、ご近所のおばさんたちも集まっていた。 「どうぞ気楽に」と言ってくれたが、正座だけでも落ち着かない。 ほかのみんなは慣れていて、気楽に... -
映画鑑賞会
50キロ離れた隣町で、先日なくなられた新藤兼人監督の「一枚のはがき」上映会があった。 どうせ車を出すのだから、と思い、近所のおばさん達に声をかけたら、3人集まった。 年も違うヨソ者に誘われるのも遠慮するかな〜、と思ったのだが、 町に映画館が... -
モー娘。からAKBへ
漁師のおっちゃんに、モー娘。の矢口に似ている、と言われた。 漁師は目がいいはずだが、感覚は相当おおざっぱだ。 てか、わたしには「矢口」がわからない。おっちゃんに 「え〜、モー娘。、ってのがビミョ〜に古い!」とモンクを言うと、 「ダメか?」と... -
ちくねー、もとい…
嵐が去って、翌日は吹き飛んだ屋根の片づけやらに1日追われた。 晩酌にビールを1杯…。 「こう言うときに、『ちくねー』…って言わへんの?」と、ゴローに先を越された。 そのハナシを教えてくれた人に言うと、 「ちくねー」じゃなくて、「... -
嵐の夜に
記録的な暴風で、駐車場のポリカーボネート製の屋根が吹き飛んだ。 あまりに音がひどいので、たまたま様子を見に出たら、 屋根が風にあおられてとばされた瞬間だった。 私より早く気付いた近所のおばさん達が、一緒に拾い集めてくれた。 足の悪いSさんま... -
大きな5年生と小さな6年生
日本海側にこの冬一番の寒気団、とかで、大雪になった。 とはいえ、除雪の仕事が例年の半分だったので、地元建設業者にとっては恵みの大雪か。 家の前に雪だるまを作って、ついでにカマクラ用に雪を壁に寄せて集めていたら、 下校途中の小学生が敷地に勝手... -
町内会宴会のクイズ大会
商店街の商品券(500円)を賭けたビンゴゲームに続き、クイズ大会。 高校生の流行語を当てるたわいないものだが、高齢者ばかりの町内会にあって、 初回から思わぬ難問となってしまった。 「第1問。エダる!」と幹事が質問すれば、みんなうなだれて深く... -
宴席 かれんちゃんとバアちゃんと飼い犬
27名参加となった宴会の座席は、 わたし→ばあちゃん→漁師の若いヨメさんと3歳のかれんちゃん。 かれんちゃんは、食べるのに飽きてそうそうにお絵かきを始めた。 隣のばあちゃんが 「何描いてるの?」とのぞき込むと、 「ママの顔!」と元気に答える。 ... -
四十肩
町内の新年会。料理旅館の宴会場を貸し切り。 この日のために、会費8000円を1年間積み立てた。 気が楽なので、となりのばあちゃんと並んで座る。 ばあちゃんは食前酒を見つめ、 「もう、わしも長くない。来年の新年会は出られんかもしれん」 と気弱な...