バイオリン名人

バイオリンを習い始めて14年目に突入した。
引っ越しなどもあって、今の先生で3人目だ。
先生の上品な演奏スタイルもさることながら、
感心するのはバイオリンを支えるアゴの形だ。
演奏家である先生の息子さんも、グッと楽器をはさめる安定感のあるアゴをしている。
日々の鍛錬でそうなったんやろな。
テニスの人が「テニスひじ」なら、バイオリンの人は「バイオリンあご」ってとこか。
ワタシは…というと、バイオリンを構えると、ホッペのお肉がムギューっとせり上がり、
二重あごが楽器を弾き出しそうなかんじになる。
おまけに、演奏に集中するとポカーンと口が開いてしまうクセがあるので、
うっかりするとヨダレが垂れそうになる。
音階がなかなか安定しない「ジャイアン」ならぬ「ジャイ子」なワタシに先生は、
「レイザルさんみたいながっしりした体型の人は、音程が安定するといい演奏家になれるんですが」
と、フォローしてくれた。
がしかし、演奏家を目指すワケもなく、「がっしりした体型」という言葉に軽く傷つくワタシだった。

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