■映画 240110
昨年試写会で見たけど、荒唐無稽すぎて感想を書けなかった。だからもう一度見た。
埼玉県民は「どちらの出身ですか?」と聞かれると「東京のほうです」と答える。滋賀県民は「京都の近く」と答える。共通する卑屈な県民性をもとに「埼玉解放戦線」と「滋賀解放戦線」がタッグを組む。
関西では大阪府知事と京都府知事と神戸市長が権勢をふるい、和歌山や奈良、滋賀は日陰者としてあつかわれ、大阪に入るには関所を抜けなければならない。関東における埼玉とおなじ立場だった。3県の住民は奴隷として甲子園で「粉モノ」づくりの強制労働を科されていた。
全国を「大阪化」しようという大阪府知事悪の悪巧みをつぶすため、滋賀・和歌山・奈良と埼玉の解放戦線がタッグを組む。全県水没を覚悟して琵琶湖の水をせき止め、困った大阪勢が攻めてきたところをたたく。
だが、大阪の最終兵器「通天閣ミサイル」が関東にむけて発射される。それを迎え撃つのは……埼玉ではその存在さえ知られていない行田市の「古代蓮の里展望タワ−」だった。
埼玉の鉄道は東京にむかう路線ばかりでヨコに結ぶ路線はなかった。埼玉をヨコに結び、団結をはかるために武蔵野線が計画された……という話もおもしろい。
私は、京都や大阪の風土を知り、滋賀のトリビアもわかり、しかも埼玉出身だ。まさにドストライクで笑った。
でもこれって、埼玉と滋賀の人間しか受けないんちゃう?
ちょっと心配になった(埼玉のダササに特化した第1作のほうがおもろかったけど)
目次
コメント