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映画「アルキメデスの大戦」

 ■20220123

 ヤングマガジンで今も連載している。
 100年にひとりの数学の天才、元帝大生の櫂直が主人公。天才的な頭脳を生かして、巨艦建造を阻み、ミサイルやガスタービンといった先進技術を実用化し、ヒトラーやアメリカのルーズベルト大統領ともわたりあい、戦争を止めようと努力する。
 映画ではどうなるのか、期待してamazonプライムで見た。
 巨大戦艦をつくろうとする造船中将と、航空母艦を推す山本五十六が争う。山本は、大日本帝国のシンボルのような戦艦ができたら戦争への道を突き進んでしまうと危惧し、安すぎる建造費の見積もりのうそを暴くことを櫂に求める。
 櫂の努力によって建造費のからくりは暴かれ、巨大戦艦計画は止まった。
 映画はここまで。
 その後、大和が建造され、沖縄に向かう途中に撃沈される。
 大和というシンボルを沈められることで、国民が敗戦を受け入れられるように造船中将が深謀遠慮を巡らせた……という設定になっているがが、いかんせんうすっぺらで説得力がなかった。
 漫画がおもしろいだけに残念な映画だった。

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