3月 042010
 

キムヨナ
 キャンディーズが突然、「普通の女の子に戻りたい!」と言って「解散宣言」をしたのは、私が小学校4年生の時だ。
 昭和ヒトケタ生まれの父は、当時46才。
「司馬遼太郎」も好きだけど、キャンディーズも大好きだった。
しかし「解散コンサート」の日と海外出張が重なってしまい、どうやりくりしても都合が付かず、本当に残念そうだった。
玄関で見送る時に、
「お父さんの代わりに、絶対解散コンサート見といてな!」
 と、私に念を押した。
 そして数週間後、父は満面の笑顔で帰ってくるなり、私に尋ねた。
「スーちゃん、泣いたか?」。
 おみやげを楽しみに、なにより久しぶりに父に会えるのを待ち望んでいた私は、その一言に呆然とした。
中学生だった姉は、なにかにつけ父に「中年のオッサン」と言っては避け、冷ややかな視線を送っていたが、この一件で、私も一気に「父離れ」となった。
 こんなことを思い出したのは、オリンピックで銀メダルを取ったときの浅田選手のインタビューが繰り返し放映されたからだ。
久々の「若くてかわいい女の子の涙」は、メダルの種類より、オッサン達を喜ばせたことだろう。

 

 Posted by at 11:17 午後

 Leave a Reply

You may use these HTML tags and attributes: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

(required)

(required)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください