シャッター商店街

10706-1shotengai

滋賀県の今年合併したある町の駅前商店街。
自治会の掲示板の横には
「たばこは地域で買いましょう。たばこは貴重な財源です」のさびた看板。
そっかー。今でこそ「たばこは有害」で医療費を上げるから「禁煙」をすすめられているけど、
ちょっと前までは「税収の確保」のため、喫煙を勧められていたんだぁ。
って、人のカラダをなんだと思ってんだよ!
文房具屋の「半額セール」のポスターにひかれ、店に入る。
っていうか、店構えからして半額なんかにして大丈夫?
店主のおじいさんはレジで新聞を広げて居眠り。
こんにち流行の「自助努力」とか「やる気」が感じられず、ある意味、スリリング。
ペンを選ぼうにも、キャップもなく、ペン先が剥き出しのまま。
半額出しても、インクは出ないかもしれない。
とりあえずプラスチック包装されたやつを選んだ。
やる気のない相手に、真剣勝負のお買い物を挑むことになろうとは。
ほっぺにおむかえボクロがうかぶおじいさん。
口の周りにはヨーグルトが白く乾いている。
よろよろ立ち上がって
「え~お待ちください。なんぼやったかなぁ」
たぶんテキトーに
「ひゃひゃ百円です」と言った。
いいかんじやわ~・・・。

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