かりゆし弁護士4 美ら女 2016 10/01 かりゆし弁護士 2016年10月1日2024年10月16日 ←拡大版はこちらをクリック (つづく) かりゆし弁護士 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! かりゆし弁護士3 疑惑 ツルムラサキの白和え、アジの南蛮漬け この記事を書いた人 reizaru 関連記事 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち⑥ケンカをやめて 2018年2月16日 ファンからのバレンタイン 2018年2月14日 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち⑤白いワニ 2018年2月6日 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち④ 2017年10月5日 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち③ 2017年10月1日 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち② 2017年8月17日 かりゆし弁護士Ⅱ 愛と青春の旅立ち① 2017年8月11日 ファンレター?届く その3 2017年1月19日 コメント コメント一覧 (1件) […] 京都で弁護士とマスコミの交流会に参加したあと、セージに二次会にさそわれた。「ボヘミアン物語のフジーがくるのを心待ちにしている祇園のスナックがあるんや」 祇園のスナック、といえば「すわって1万円」のイメージだ。 朝日新聞京都支局にいた20代後半は、バブルの余韻もあって女の子のいる店でしばしば散財したが、プータローになった今はもう手がとどく世界ではない。 「もったいないからやめとくわ」と言うと、 「おごるから!」 海亀のような形と色のずんぐりしたタクシーの後部座席にのせられた。 そういえば、セージがモデルではないかと噂された「かりゆし弁護士」という漫画では、祇園のスナック「やんばる」が登場する。http://www.reizaru.sakura.ne.jp/saru/?p=9750 主人公の安田誠弁護士は、国仲涼子にそっくりのママにいれあげて、莫大な請求書が事務所にとどくたびに事務員さんにどやされていた。 「きょういくところは『やんばる』のモデルになった店とはちゃう。別の店や」とセージ。 「かりゆし弁護士」の作者は、祇園のスナックなど行ったことがない。だから「やんばる」にモデルはないはずなのだが、セージ先生の頭のなかでは現実と漫画の世界が交錯して、美人ママの「やんばる」は実在しているようだ。 祇園の花見小路でタクシーをおりて小さな雑居ビルにはいる。昭和っぽいガタピシと音をたてるエレベーターで6階へ。 「木曜日」だか「火曜日」だかわすれたが、不思議な名前の店のとびらをあけると、美女3人が小走りででてきた。「いらっしゃいませ。お待ちしてましたー!」「キャー、ホンモノだぁ!」「ボヘミアンの作家さんにあえると思わなかったー!」「夢みたい!」 なんなんだこのハイテンションは……。 お得意さまのセージ先生が登場する本だから、営業トークでヨイショしているのだろう。女性におだてられるとのぼせあがるセージの性格をよくわかってらっしゃる。 トイレにはいるとミイラ男の表紙の本がおいてある。用を足しながら読めというのだろうか。たしかに下ネタ満載の「ボヘミアン物語」はトイレとの親和性は高い。 2人の女性と、京大生のアルバイトのヤマダくんの3人が「ボヘミアン物語」をもってきて「サインしてください!」 ここまで徹底した営業トークははじめてだ。 表紙をめくるとそこにはすでに芸能人のような達筆の署名がある。セージのサインだ。書家にお金をはらって書いてもらい、何度も何度も練習を重ねたのだという。涙ぐましい努力はさすがナルシストだ。「作家先生」「作家先生」と美女ふたりにのせられて、「もう先生ったら!」とか肩をつつかれる。 ハイボールで酔いがまわってくると、祇園中のスナックで「京都大学ボヘミアン物語」が読まれ、100万部の大ベストセラーになったような気になってきた(実際は1000部売れたかどうか……)。 同時に、セージ先生のサインの隣にある小学生のような「藤井」の文字がやけにみじめにみえてきた。おれも書家に書いてもらおうかなあ……。 異次元空間にいるようで、感覚がくるってくる。 美女ふたりは乙姫さんみたい。先代乙姫さまの「お母さん」(創業者)がたまに奥から顔をだし、「お顔の表情がすばらしい……」と占い師のようにありがたいオコトバをさずけてくれる。「あ、京阪の終電23時やから、オレ、さきに帰るわ」 そう言って時計を見たら……午前3時前。 […] 返信 祇園の竜宮城の一夜 #京都大学ボヘミアン物語 番外編 | ボヘミアン的取材ノート へ返信する コメントをキャンセルコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト
[…] 京都で弁護士とマスコミの交流会に参加したあと、セージに二次会にさそわれた。「ボヘミアン物語のフジーがくるのを心待ちにしている祇園のスナックがあるんや」 祇園のスナック、といえば「すわって1万円」のイメージだ。 朝日新聞京都支局にいた20代後半は、バブルの余韻もあって女の子のいる店でしばしば散財したが、プータローになった今はもう手がとどく世界ではない。 「もったいないからやめとくわ」と言うと、 「おごるから!」 海亀のような形と色のずんぐりしたタクシーの後部座席にのせられた。 そういえば、セージがモデルではないかと噂された「かりゆし弁護士」という漫画では、祇園のスナック「やんばる」が登場する。http://www.reizaru.sakura.ne.jp/saru/?p=9750 主人公の安田誠弁護士は、国仲涼子にそっくりのママにいれあげて、莫大な請求書が事務所にとどくたびに事務員さんにどやされていた。 「きょういくところは『やんばる』のモデルになった店とはちゃう。別の店や」とセージ。 「かりゆし弁護士」の作者は、祇園のスナックなど行ったことがない。だから「やんばる」にモデルはないはずなのだが、セージ先生の頭のなかでは現実と漫画の世界が交錯して、美人ママの「やんばる」は実在しているようだ。 祇園の花見小路でタクシーをおりて小さな雑居ビルにはいる。昭和っぽいガタピシと音をたてるエレベーターで6階へ。 「木曜日」だか「火曜日」だかわすれたが、不思議な名前の店のとびらをあけると、美女3人が小走りででてきた。「いらっしゃいませ。お待ちしてましたー!」「キャー、ホンモノだぁ!」「ボヘミアンの作家さんにあえると思わなかったー!」「夢みたい!」 なんなんだこのハイテンションは……。 お得意さまのセージ先生が登場する本だから、営業トークでヨイショしているのだろう。女性におだてられるとのぼせあがるセージの性格をよくわかってらっしゃる。 トイレにはいるとミイラ男の表紙の本がおいてある。用を足しながら読めというのだろうか。たしかに下ネタ満載の「ボヘミアン物語」はトイレとの親和性は高い。 2人の女性と、京大生のアルバイトのヤマダくんの3人が「ボヘミアン物語」をもってきて「サインしてください!」 ここまで徹底した営業トークははじめてだ。 表紙をめくるとそこにはすでに芸能人のような達筆の署名がある。セージのサインだ。書家にお金をはらって書いてもらい、何度も何度も練習を重ねたのだという。涙ぐましい努力はさすがナルシストだ。「作家先生」「作家先生」と美女ふたりにのせられて、「もう先生ったら!」とか肩をつつかれる。 ハイボールで酔いがまわってくると、祇園中のスナックで「京都大学ボヘミアン物語」が読まれ、100万部の大ベストセラーになったような気になってきた(実際は1000部売れたかどうか……)。 同時に、セージ先生のサインの隣にある小学生のような「藤井」の文字がやけにみじめにみえてきた。おれも書家に書いてもらおうかなあ……。 異次元空間にいるようで、感覚がくるってくる。 美女ふたりは乙姫さんみたい。先代乙姫さまの「お母さん」(創業者)がたまに奥から顔をだし、「お顔の表情がすばらしい……」と占い師のようにありがたいオコトバをさずけてくれる。「あ、京阪の終電23時やから、オレ、さきに帰るわ」 そう言って時計を見たら……午前3時前。 […] 返信
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[…] 京都で弁護士とマスコミの交流会に参加したあと、セージに二次会にさそわれた。「ボヘミアン物語のフジーがくるのを心待ちにしている祇園のスナックがあるんや」 祇園のスナック、といえば「すわって1万円」のイメージだ。 朝日新聞京都支局にいた20代後半は、バブルの余韻もあって女の子のいる店でしばしば散財したが、プータローになった今はもう手がとどく世界ではない。 「もったいないからやめとくわ」と言うと、 「おごるから!」 海亀のような形と色のずんぐりしたタクシーの後部座席にのせられた。 そういえば、セージがモデルではないかと噂された「かりゆし弁護士」という漫画では、祇園のスナック「やんばる」が登場する。http://www.reizaru.sakura.ne.jp/saru/?p=9750 主人公の安田誠弁護士は、国仲涼子にそっくりのママにいれあげて、莫大な請求書が事務所にとどくたびに事務員さんにどやされていた。 「きょういくところは『やんばる』のモデルになった店とはちゃう。別の店や」とセージ。 「かりゆし弁護士」の作者は、祇園のスナックなど行ったことがない。だから「やんばる」にモデルはないはずなのだが、セージ先生の頭のなかでは現実と漫画の世界が交錯して、美人ママの「やんばる」は実在しているようだ。 祇園の花見小路でタクシーをおりて小さな雑居ビルにはいる。昭和っぽいガタピシと音をたてるエレベーターで6階へ。 「木曜日」だか「火曜日」だかわすれたが、不思議な名前の店のとびらをあけると、美女3人が小走りででてきた。「いらっしゃいませ。お待ちしてましたー!」「キャー、ホンモノだぁ!」「ボヘミアンの作家さんにあえると思わなかったー!」「夢みたい!」 なんなんだこのハイテンションは……。 お得意さまのセージ先生が登場する本だから、営業トークでヨイショしているのだろう。女性におだてられるとのぼせあがるセージの性格をよくわかってらっしゃる。 トイレにはいるとミイラ男の表紙の本がおいてある。用を足しながら読めというのだろうか。たしかに下ネタ満載の「ボヘミアン物語」はトイレとの親和性は高い。 2人の女性と、京大生のアルバイトのヤマダくんの3人が「ボヘミアン物語」をもってきて「サインしてください!」 ここまで徹底した営業トークははじめてだ。 表紙をめくるとそこにはすでに芸能人のような達筆の署名がある。セージのサインだ。書家にお金をはらって書いてもらい、何度も何度も練習を重ねたのだという。涙ぐましい努力はさすがナルシストだ。「作家先生」「作家先生」と美女ふたりにのせられて、「もう先生ったら!」とか肩をつつかれる。 ハイボールで酔いがまわってくると、祇園中のスナックで「京都大学ボヘミアン物語」が読まれ、100万部の大ベストセラーになったような気になってきた(実際は1000部売れたかどうか……)。 同時に、セージ先生のサインの隣にある小学生のような「藤井」の文字がやけにみじめにみえてきた。おれも書家に書いてもらおうかなあ……。 異次元空間にいるようで、感覚がくるってくる。 美女ふたりは乙姫さんみたい。先代乙姫さまの「お母さん」(創業者)がたまに奥から顔をだし、「お顔の表情がすばらしい……」と占い師のようにありがたいオコトバをさずけてくれる。「あ、京阪の終電23時やから、オレ、さきに帰るわ」 そう言って時計を見たら……午前3時前。 […]