台風の影響で波が打ち寄せ、しぶきが飛んできて霧のようにけぶっている。21時に珠洲市の中心部の飯田に到着する。
高さ16メートルの、はりぼてをつけた燈籠山は立派。昔はこういうのが7基あったが、電線がはられて消えた。だが昭和58年に1基だけ復活させたという。
残りの8基の「曳山」は、総漆塗りだ。祇園祭とねぶた祭りを融合したような祭りだ。
メインの通りには屋台がずらり。射的やら輪投げやらなつかしいものが多い。
最先端なものはない。
曳山の巡行も、待ち時間にごろりと道路に横になり、どこかのんびりしている。
特設舞台では、地区ごとの子どもたちが踊りを披露する。小学生の「ヤングマン」には吹き出した。
父ちゃん母ちゃんのほうが乗り乗りになって踊っていた。
花笠音頭などの正統派や、どう考えても小学生には理解できない演歌でおどるグループも。
ぬるい、のんびりした雰囲気だ。(7/20)
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