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近畿
元祖UFO伝説の磐船神社と、隕石の落ちた星田妙見宮 宇宙とつながるパワースポット
トンネルから出現する天野川 京阪交野線の終着私市(きさいち)駅におりて、生駒山系の谷にわけいる国道168号をたどった。この道は、北河内と奈良盆地をむすび、古来「磐船街道」とよばれてきた。50分ほど天野川の谷をさかのぼると、国道の「新磐船トン... -
近畿
書写山・圓教寺 秀吉、和泉式部、弁慶、赤松満祐……人物描写が愉快な山寺
西国巡礼でたずねた姫路市郊外の書写山圓教寺を、「三大特別公開」にあわせて2023年9月はじめの猛暑の日、再訪した。前回気づかなかったあらたな魅力がみえてきた。 【松がしげる修験の山】 姫路駅から路線バスでふもとまでいき、前回と同様、「東坂」... -
近畿
若草山から春日原始林の石仏へ
中学高校の修学旅行で奈良をおとずれた際、なにより印象にのこっているのが、鹿の糞と丸坊主の若草山だった。以来何度もながめている若草山にのぼってみようと思いたった。 猛暑の9月上旬、近鉄奈良駅から春日大社近くの登山口へ。林道のような道をた... -
近畿
古代最高の聖地・三輪山は卑弥呼も崇めた出雲系の神奈備?
奈良県桜井市の三輪山(467メートル)のふもとにある大神(おおみわ)神社は「日本一古い神社」と称している。「神」を「みわ」とよむことからも、三輪山が最高位の聖地だったことがわかる。 飛鳥京や藤原京からみて、日がのぼる聖山が三輪山で、日がし... -
関東
6つの墓がある田中正造は聖人? 義人? 戦後になって見えた実像とは?
ぼくが田中正造を知ったのは小学6年の国語教科書だった。 教育出版と光村図書が1977年に彼の伝記を採用したからだ。 教科書の田中正造は、被害民のために奔走し、死を覚悟して天皇に直訴した「悲劇の義人」だった。 【6カ所に墓がある「聖人」】 ... -
関東
足尾銅山 鉱毒で消えた2つの村と田中正造のたたかい
【はげ山のグランドキャニオン】 足尾環境学習センター所蔵 中学生だった1980年ごろ、家族旅行で足尾町(栃木県日光市)をおとずれた。群馬県桐生市から渡良瀬川の谷をさかのぼると、樹木が1本もないはげ山がつらなっている。谷底の渓流はすきとおってい... -
関東
高群逸枝と橋本憲三の「森の家」は御嶽(うたき)のよう
死を身近にかんじて巡礼した24歳の女教師 遍路無縁墓地=愛媛県今治市 2004年に四国の遍路道を歩きながら「娘巡礼記」を読んだ。 婚約者とほかの男性との三角関係になやむ熊本の24歳の女教師が、職をなげうって四国巡礼にでる。好奇の目にさらされ、観... -
近畿
直島②信仰と民俗とアートが融合する「家プロジェクト」
【崇徳上皇が「真島」を「直島」に改名?】 「つつじ荘」の朝食は、名物のじゃこ飯とじゃこ出汁のうどん。野菜のかき揚げがおいしい。大雨がやまないから、もう一度寝床にはいった。 9時すると雨がやんだから徒歩30分の「本村(ほんむら)」まで歩くこ... -
近畿
直島① 現代アートと安藤忠雄のコラボ
【「瀬戸内」はシーボルトが「発明」】 瀬戸大橋ができる前、岡山から宇野にでて、宇高連絡船の甲板でうどんを食べた。いまは瀬戸大橋ができて、宇野港へは茶屋町駅で乗りかえなければならない。 ローカル線なのに、外国人だらけ。そのほとんどが直島や... -
近畿
二上山②大陸伝来の石窟寺院 最古の国道は葬送の道?
【歴史をうごかした3種の石】 二上山は千数百万年前は火山だった。火山活動によってできあがったサヌカイトと金剛砂、凝灰岩という3つの石は歴史と深くかかわってきた。 安山岩の一種のサヌカイトはガラス質で、たたくと金属のような音がする。割ると二...