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火防の秋葉神社 実は火事で焼けていた
2年前におとずれた飛騨高山には、秋葉神をまつる祠があちこちにあった。高山は江戸時代、何度も大火にみまわれたたため、「火伏せの神」である秋葉信仰がひろがった。東京の秋葉原は、火災多発をうけて明治期に秋葉大権現をまつる「秋葉神社」がつくら... -
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大井川2025㊦茶の聖地の「天狗むら」
正面の山のふもとが観天寺 大井川沿いは日本一の高級煎茶の産地だ。なかでも旧中川根町(川根本町)の藤川地区は全国茶品評会で「農林大臣賞」などの賞を総なめにして、全国から視察があいつぎ、そのプライドの高さから「天狗むら」とよばれた。 昨年(... -
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大井川2025㊥河原砂漠と「水返せ運動」
「越すに越されぬ」というほどの水量を誇った大井川は今、広大な河川敷の大半は白い土砂におおわれ、細い筋の水がちょろちょろと流れているにすぎない。 大井川の本流は実は川ではなく、導水管になってしまったからだ。 ダム群が水を収奪 2024年 延長1... -
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大井川2025㊤「越すに越されぬ」架橋・渡船の禁止は軍事目的?
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」 橋もなく渡し船もない大井川は旧東海道の最大の難所とされていた。大井川のなにがどう難所だったのか、そもそもなぜ「徒渉し(かちわたし)」が明治になるまでつづいたのか。たしかめたくて「大井川川... -
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船員と行商のムラ、日本最古の油田……越後の北前船寄港地巡り②
石油事業も手がけた北前船主 新潟市内の北前船主の屋敷は2年前に訪ねたことがある。 新潟駅前から北上して6連アーチの萬代橋(重要文化財)で信濃川を渡り30分ほど歩くと旧小澤家住宅だ。 江戸時代は米穀商だったが、明治になって回船経営に乗り出し... -
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俳句も石油も出雲神話も……越後の北前船寄港地巡り①
北陸3県の北前船ゆかりの地は2014年に自転車で巡ったことがある。今回はそのつづき。新潟県の北前船の寄港地を車で西から訪ねてみた。 直江津、室町時代から重要港 かつての直江津(上越市)は「今町湊」と呼ばれ、室町時代の「廻船式目」では、全国の... -
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中央構造線はパワースポット 伊那
悲劇の高遠城と藩校 諏訪から峠を越えて、桜で有名な高遠城を訪ねた。武田家の悲劇の城で知られている。 武田勝頼の異母弟、仁科盛信以下3000人が守っていた高遠城に、織田信忠の5万人が殺到した。信忠は盛信に降伏を勧告したが拒否し、使いの僧侶の耳... -
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「清らかな伊勢」明治の「文革」の副産物
かつて新聞記者として勤務した出雲(島根県)と熊野(和歌山県)は神話の時代から深くつながっていた。ぼくが育ったさいたま市の氷川神社は出雲系ゆえに「大社」になれなかったともいわれる。死の世界を感じさせる出雲・熊野から見た伊勢は明るく清らか... -
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ふじのくに茶の都ミュージアム202010
1990年代のはじめ、僕が静岡にいたころは、日本一のお茶どころなのにお茶についての博物館がなかった。静岡の行政の文化軽視を典型的に示しているとよく話していた。 いま、金谷の台地上の、大井川を見下ろす茶畑のどまんなかに 「ふじのくに茶の都ミ... -
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大井川の茶と黄金の国
大井川鐵道の福用駅から徒歩5分、古民家を改修した「野菊の宿」は、立派な大黒柱が2本もある家のつくりや、復元したいろりの雰囲気がすばらしい。ボロボロになっていた江戸時代の民家を、わずか数百万円で修復したという。 訪ねた日は、オーロラの写真...