沖縄– category –
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進歩的だった長寿と芭蕉布のムラ 大宜味村・喜如嘉
芭蕉布を復活させたムラと岡本太郎が紹介し、長寿村としても知られる大宜味村・喜如嘉(きじょか)集落を2022年3月に訪ねた。名護市から30分ほど海沿いに北上した「道の駅おおぎみ」は「やんばるの森」のビジターセンターを併設している。地元の... -
ジンベイザメの水族館と備瀬のフクギ並木
美ら海水族館 人混みがきらいだから、有名観光施設はほぼスルーしてきた。2025年7月、名護に泊まってヤンバルを歩くつもりだったが台風が襲来した。しかたがない。「沖縄美ら海水族館」(本部町)で時間をつぶそう。 名護から水族館までは車で30... -
3年ぶりの久高島 秦氏と安徳天皇と鰹節伝説
2025年7月、ドキュメンタリー映画「久髙オデッセイ」3部作をつくった大重潤一郞監督の没後10年祭に参加するため、久高島を再訪した。【2022年の日記はこちら→http://www.reizaru.sakura.ne.jp/wp1/?p=2316】 早朝、那覇からバスに乗り、斎... -
琉球王国最高の聖地・斎場御嶽
斎場(せーふぁー)御嶽を2022年以来3年ぶりに訪ねることにした。 那覇のバスターミナル発7時半の路線バスで南城市役所へ。そこで市内巡回バスに乗りかえて20分ほどで斎場御嶽の入口に到着する入場券(300円)を買って、土産物店がならぶ見... -
沖縄に広まる熊野信仰 ニライカナイと補陀落が共鳴
2022年5月1日 熊野は「死の国」、水葬の名残は今も 2015年から2年間、熊野の山と海を取材してまわった。熊野は出雲とならぶ「死の国」であり、明るく清浄だけど薄っぺらい伊勢とは正反対の存在感を感じた。 花の窟 イザナミの墓は、古事記では出雲と伯... -
信仰の島・久高島 神の白馬は岩礁を走り去った
久高島は20年ほど前、岡本太郎の「沖縄文化論 忘れられた日本」を読んで知った。「後生(ぐそう)」と呼ばれる風葬の習慣が紹介され、海岸の洞窟に置かれた棺に横たわる白骨の描写が生々しかった。 12年に一度の午年の年、島で生まれた30歳(丑年)か... -
久米島 朝貢貿易の中継点に独自文化 石材の島の知恵と技術
観光客のいない白砂のビーチ 八重山諸島は何度も訪ねているが、本島の西100キロの久米島は訪ねたことがなかった。 泊港からフェリーに乗り、渡名喜島を経由して3時間半。兼城港におりるとがらんとした待合室と小さな土産物屋があるだけ。バス停も見あた... -
戦争で壊滅した城跡 21世紀もつづく「戦後」
首里城は2019年10月の火災で正殿や北殿など9施設が全焼した。その後、どうなっているのだろう。 戦争を生き抜いた石畳 那覇市中心部から徒歩1時間、「金城町石畳道」の坂を歩いた。首里城から国場川の真玉橋までの官道だった「真珠道」の一部で、沖縄... -
ゴーヤチャンプルーに二つの工夫
ゴーヤチャンプルーは何度もつくっている。でも料理教室で教わると新しい発見がいくつもあった。 しょっぱい島豆腐 牧志の公設市場の近くで買った島豆腐は塩味がついていて醬油はいらない。島豆腐は、海水やにがりで凝固させているからだ。 本土の豆腐... -
沖縄料理の特徴は……料理教室で勉強202203
庶民の台所 朝、先生と待ち合わせ、牧志の公設市場を案内してもらった。 周辺の商店街は土産物店だらけだが、かつては地元のための餅やお菓子類を売る店が十数軒もならんでいた。今も4軒ほど残っている。 公設市場は老朽化で建て替え中。仮設店舗にう...