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夏の隠岐自転車紀行5 海士明屋海岸

7時半に宿のあんちゃんの運転するバンで港へ。明日からは1晩で100人以上が泊まるんだそうだ。運転してくれた兄ちゃんは水産高校出身。「五箇村は飲食店が1軒も開いてなかった」って話したら、合併後に2,3店なくなったという。
小学校のころからジェットスキーをやっていて、同級生はみんなジェットスキーなどのマリンスポーツをやりつづけたくて地元に残ったという。結婚する前はみんなランクルに乗っていたが今はみんな軽自動車……。 ジェットスキーは部品交換などで1年に20万円かかり、燃料も1時間で?20リットルもつかうから、嫁さんには不評だとか。

海士で開かれる8月末のキンニャモニャ祭りにはジェットスキーとクルーザーで駆けつける。時速120キロで10分で着くという。
カネがかかるせいか、最近の若い子らはジェットをやらない。そのせいか島の外にどんどん流出してしまっているという。


8時半のフェリーで海士へ。昨日自転車で走ったあたりを観察しているあいだに1時間弱で菱浦に到着する。

(後方は島後)

(去年カヤックで訪問した三郎岩)

ホテルに荷物を預け、ゴーグルなどを背負って約7キロ離れた明屋海岸へ。
太陽はじりじりと照りつける。でも蝉はアブラゼミやミンミンゼミ、ツクツクボウシだから涼しげだ。田んぼは青々として、空は透明な深い青。いったん坂をの ぼり、最後の1キロほど一気に下る。集落にある事務所で、足ヒレと地下足袋のようなマリンブーツなどを借りて、小さな丘の向こうにある海岸に出る。

丸石のごろごろころがる海岸には無料シャワーや更衣室もあり、キャンプ場になっている。明日以降は十数張のテントが隙間なくならぶという。それでも500メートルの海岸には「人がばらばらいる程度」。きょうは岡山からの常連さん1組しかいない。

「隠岐で一番きれいな海よ。沖縄なみだ」と管理人のおじさんが言うだけあって、水は透きとおり、シュノーケルで泳ぐと、岩のまわりに魚が乱舞している。ときに鯛やイサキのような大きな魚や、鮮やかな石鯛も。11時ごろから2時間ほどシュノーケルで探索した。


Tしゃつを着ていたから背中はよいが、露出している腕や顔がヒリヒリする。ふくらはぎは真っ赤に焼けて痛い。


13時半、切り上げて自転車で菱浦にもどる。船着き場の食堂へ。イカの漬け丼とイワガキのフライとビール。冷たいビールが胃にしみわたる。

15時にホテルにチェックインして風呂に入る。
18時から菱浦の集落のはずれにある味蔵という店に行く。大将が自分でとってきた魚を出している。刺身はどれもうまい。ウニは、この時期だけ活動する業者から隠岐産を買っているという。


飲み物はビール1本と焼酎だけだったが、ウニまで食べたのに2人で4500円。天ぷらも、魚のだしのみそ汁もうまかった。

【つづく】

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