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夏の隠岐 自転車紀行1

自転車を積んで9時のフェリーで隠岐・島後の西郷に向かう。2時間半で到着した港は、真新しい建物が並んでいる。透明感のある真っ青な空。

昼飯はお好み焼き屋の「てっちゃん」へ。海の幸のお好み焼きは、もずくとイタヤガイと餅が入っている。「私の汗が入ってるから塩味がきいてるよ」「食中毒おこしそうな暑さだ」……とおばあちゃんが元気だ。生ビールを2杯飲んで2人で3000円ほど。

リュックを背負って自転車に乗り、トンネルを抜けて橋をわたったところにあるホテルニューかじたに行き、荷物を預ける。目の前に海をのぞむ鉄筋コンクリートづくりの宿だ。廊下は冷房していないから部屋や風呂の脱衣所に入るとひんやりする。そのメリハリがいい。

車で10分ほどのところに海水浴場があるという。水着を持って自転車で向かう。海沿いをちょうど5キロ。トンネルを抜けると砂浜が弧を描く塩浜海水浴場に出た。シャワーや更衣室もある。水は青く透き通っている。人が少なくプライベートビーチのよう。
「きょうは200人超えたでってと喜んでた」と売店のおばさんは喜んでいる。200人って……。アブラゼミとミンミンゼミの声もクマゼミの声に大阪で慣れきった耳には心地よい。15時すぎるとヒグラシとツクツクボウシの声も聞こえてきた。

13時すぎから2時間ほど泳いでから宿にもどり、風呂に入り、ちょっと居眠りしたあと西郷の町に出る。
「隠岐食堂」へ。おばちゃんが一人でやっている。お母さんの時代からやっているという。海鮮丼、白いか丼、生ビール2杯で4300円。海鮮丼にサザエが入っているのが隠岐らしくてよかった。

【つづく】

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