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八ヶ岳5 硫黄岳から小屋へ往復 コマクサ

頂上はガスってたら迷いやすそう。
東側は爆裂火口の絶壁だ。

残念ながら霧がでて、赤岳方面はみえない。
とりあえず、徒歩20分ほどの小屋にむかう。
巨大ケルンにみちびかれて岩だらけの斜面をくだる。
雲が切れ、赤岳や横岳などの岩峰が目の前に姿をあらわす。
こんな風景はずいぶん見ていなかった。

小屋に近づき、ガラガラの岩場がおわるあたりから、高山植物がまた増える。
足下にコマクサがある。

ずいぶん昔、大雪で見たことがあるが、それ以来、ということは23年ぶりではなかろうか。
コマクサは高山の花のなかでもとりわけ存在感がある。
夢中になって写真をとったが、実はあちこちにある。

岩だらけの斜面のわずかな土の部分に、緑とピンクのまだら模様を大地にえがくように、群落を形成している。
10時。稜線上にたつ小屋につく。
小屋の前の庭でカレーとライスをまぜてカレーおじやをつくる。それとリンゴ。
小屋の下は「お花畑」になっている。
そこに、白いコマクサが1株だけあった。コマクサはふつうピンクだが、これは突然変異だという。

11時5分発。赤岩の頭から赤岳鉱泉にむかって急斜面をじぐざぐに降りる道がみえる。
今日の下山路だ。
「え、あんなとこ、歩けないよぉ」
赤岳や阿弥陀岳、権現岳方面はすっかり晴れあがっている。
阿弥陀岳?の谷間にはまだ白い雪が残っている。

頂上にもどると、南アルプスも蓼科山ももちらん根石や天狗も……ぐるりと見渡せる。

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