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カヤックで沖の黒島(すさみ)

元「道の駅イノブータンランド」の近くの、漬け物石のような丸石がごろごろ転がる浜へ。

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10時15分にこぎはじめる。
岩礁には釣り人が点在している。沖の岩礁近くは波が高いから、平たい岩礁の間を抜けていく。

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「カヌーの速さなら、ブーマーの立つところとかの見極めがつきます」と言われたのはまさにそのとおり。
田辺湾でもそうだけど、浅い岩礁に漁船が入ったらあっというまに座礁するだろう。
船の難所だということがよくわかる。

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平べったい岩礁を抜けると正面に沖の黒島が浮かぶ。
「黒島」というのは、南国の太陽の下で黒々と見えるからなのかもしれない。
15分ほどでとりつくが、上陸する場所はない。

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ぐるりと磯と崖に囲まれ、ところどころに釣り人がいる。
正面の入り江のようなところに入ると、カヌーで抜けられるかぎりぎりの浅い部分をへて反対側とつながっているが、けっこう大きな波が押し寄せてくる。

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浅いところに次々に波が押し寄せて白く波立っているから、パドルを止められない。
黒島の沖側には「ソビエト」という名がついている小島がある。

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断崖の一部にくぼみを見つけた。洞窟だ。

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暗い。鍾乳石のような岩が垂れ下がっている。

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奥はどうなってるのか…と入っていくと、むこうに明かりがのぞいた。
カヌーがようやく通れる幅だ。むこうからザバーンと波が押し寄せる。さらに進むと、反対側に出た。

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でも進行方向はちょっとした岩に阻まれた。満潮だったらそのまま抜けられるのだろうか。
熊野水軍がこの洞窟に宝を隠したという伝説があるらしい。

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カヌーを担げば反対に出られるが、こけたらずぶ濡れになるから引き返す。
洞窟のなかは波が穏やかだからメモをとれた。ここまで1.7キロ。

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洞窟の反対側とおぼしきところまでぐるりとまわったあと、
「陸の黒島」へ。釣り船がしょっちゅう往復している。

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陸の黒島は国道沿いのカフェから展望できる。カフェの左下の浜に上陸することにした。

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岩がごろごろの浜。カヌーから下りようとしたら滑った。
バランスを崩し、カヌーもぐるりと転覆し、ずぶ濡れに。
島根で買ったキャノンのコンパクトカメラがおしゃかになった。
オートフォーカスなどがよく迷うのだが、画質は悪くなかった。でもまあもうそろそろ壊れてもよい時期だった。

全身水に入ったのに、水中はぜんぜん冷たくない。
はじめてビルジポンプを使って水を排出した。けっこう便利だ。
向かい風が強まってなかなか進まない。うねりも出て、はじかれるように三角に波打ちはじめた。
まもなく波のウサギが跳びそうな雰囲気になってきたと思ったら、トビウオが飛んだ。
11:40、出発した浜にもどった。きょうの距離は4.76キロ。

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